ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

『西の善き魔女3 薔薇の名前』荻原規子 フィリエル首都メイアンジュリーへ

「西の善き魔女」シリーズの三作目 オリジナルの中央公論社版C★NOVELSファンタジア版は1998年刊行。その後2003年版に新装版にリニューアル。 西の善き魔女3 薔薇の名前 (C★NOVELSファンタジア) 作者:荻原規子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2013/0…

『黎明に叛くもの』宇月原晴明の三作目は松永久秀の一代記

宇月原晴明の第三作 2003年刊行。『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』『聚楽 太閤の錬金窟(グロッタ)』に続く、宇月原晴明(うつきばら はるあき)三作目の作品。 美しい装丁に惚れ惚れ。このハードカバー版が出て、わずか三ヶ月後に四分冊のノベル…

2019年に読んで面白かった小説10選 ミステリ・SF・一般小説まで幅広く!

もう1月も1/3が過ぎてしまったが、年間ベスト企画、新書編、マンガ編と続いて、最後は小説編である。「2019年に出た本」ではなく、「2019年に読んだ本」が対象ね。 ここ十年ほど、小説が読めない病に罹患しており、2018年後半からなんとか復帰。2019年はひた…

『西の善き魔女2 秘密の花園』荻原規子

お正月進行で一週空いてしまったが、毎週火曜日はライトノベル系の大長編作品を、一巻ずつ紹介する日である。本日は荻原規子の「西の善き魔女」シリーズの第二回。 「西の善き魔女」シリーズの二作目 1997年刊行作品。 あれ、イラストが変わっていると思った…

『半落ち』横山秀夫はこの作品でブレイク!

「このミス」「週刊文春ミステリーベスト10」二冠! 初出は「小説現代」。単行本版の刊行は2002年。その年の「このミス」国内部門および「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で共に第一位となった作品。横山秀夫のブレイク作である。 横山秀夫は1957年生…

2019年にSNS経由で読まれた記事ベスト10 検索経由とは読まれる傾向が全然違う

2019年にSNS経由で読まれた記事ベスト10 先日、2019年に読まれた記事ベスト10を発表したが、あちらはすべてのアクセスを対象としたベスト10だった。そのほとんどは検索流入である。 本日は、SNS経由でのアクセスに限って、よく読まれた記事のベスト10を発表…

BRUTUS「本屋好き。」特集号の書店104軒をMAP化してみた

雑誌「BRUTUS」でやってる本屋特集号が面白い ツマが少し前に買ってきてくれた、「BRUTUS」の2019/11/1号を正月にパラパラめくっていたところ、これがもう知らない書店ばかりでめちゃめちゃ面白い! 「BRUTUS」は数年置き?くらいで書店特集号やムック本を出…

2019年に読まれた記事ベスト10 本感想ブログのアクセス傾向まとめ

本感想ブログを460日毎日更新した結果、アクセス傾向がどうなったかを紹介。 読書ブログでの意外なアクセス需要について解説。人気作の感想を書けばアクセスが増えるわけではありません。

『白銀の墟 玄の月』小野不由美 十二国記シリーズ18年ぶりの長編新作

泰麒と驍宗のその後が遂に描かれる 『白銀の墟 玄の月(しろがねのおか くろのつき)』は2019年刊行作品。『魔性の子』『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』『東の海神 西の滄海』『風の万里 黎明の空』『図南の翼』『黄昏の岸 暁の天』『華胥の幽夢』『丕…

2019年に読んで面白かったマンガ11選

新書編 に続いて、マンガ編。こちらも2019年に出たマンガではなく、「2019年に読んだマンガ」が対象なので、その前提で。マンガに関してはアンテナ感度が鈍く、レイトマジョリティなので、既視感あるランキングかもだけど、その点はご容赦を! 長編作品なら…

『近頃、気になりませんか?』新井素子、四冊目のエッセイ作品

新井素子、25歳から34歳時代のエッセイ 1994年刊行作品。単行本版は廣済堂出版から。 主として廣済堂出版の「クロスワードクラブ」に掲載されていたエッセイをまとめたもの。一番古い記事はなんと1985年。最新の記事で1994年なので、けっこう執筆年代には幅…

『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』荻原規子 版がいろいろある人気シリーズ

荻原規子の『西の善き魔女』全8巻の連続感想記事の第一弾。 中公ノベルス版、中公文庫版、愛蔵版、角川文庫版の違いについても簡単にまとめました。 コミック版、アニメ版についても触れています。