厳選された理系用語80を優しく解説 本日ご紹介するのはこちら。『声に出して読みたい理系用語』である。 著者である信定邦洋(のぶさだくにひろ)さんより、ご恵投頂きました(←一度言ってみたかった)。お声がけいただきありがとうございます! 2020年刊行…
ドクロちゃんシリーズの第四作 2004年刊行。シリーズ四作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp Special 2004 Spring」に掲載された二作に、書き下ろしを二作追加して文庫化したのが本書である。雑誌発表作二本に、書き下ろし二本加えてっていうのがドクロち…
「北方水滸」のレビューを始めるよ! 2000年刊行作品。作者の北方謙三(きたかたけんぞう)は1947年生まれ。ハードボイルド小説の書き手としてスタートしたが、1990年代から歴史小説のジャンルにも進出。多くの傑作を残している。 本作は1999年~2005年まで…
遅咲きのエスエフ作家ラファティ 作者のレイフェル・アロイシャス・ラファティ(Raphael Aloysius Lafferty)は1914年生まれのアメリカ人男性。SF作家としてのデビューは1960年。 注目を受けメジャー化していくのは1968年以降。というわけなので54歳にしてよ…
ドクロちゃんシリーズの第三作 2004年刊行作品。シリーズ三作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の25号と27号に掲載された二作に、書き下ろしを二作追加して文庫化したのが本書である。 あらすじ 強引な同居人として桜クンの家に押しかけてきたドクロち…
「ネガレアリテの悪魔」シリーズの第二作 2019年刊行作品。作者の大塚已愛(おおつかいちか)は2018年に『鬼憑き十兵衛』(応募時タイトルは『勿怪の憑』)で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。併せて、『ネガレアリテの悪魔 贋物たちの輪舞曲』(応募時タ…
振り返り記事を書いてみました。いつの間にかエントリ数が500を超えていたので、久しぶりに運営報告を書きたいと思います。 これまで、このシリーズは、カテゴリ名を「ブログ運営」としてきましたが、より本気度をアピールするために「書評ブログのアクセス…
ソノラマ文庫時代の小川一水作品 上巻が2002年、下巻が2003年に刊行。小川一水お得意の架空世界モノ。全六章構成で、各編だけを取ってみてもいちおう読める体裁になっている。 小川一水は近年の大活躍もあって、ゼロ年代に発表された旧作品の復刊活動が盛ん…
光原百合の第二作 2001年刊行作品。作者の光原百合(みつはらゆり)は1964年生まれ。本職は尾道市立大学芸術文化学部日本文学科の教授職である。 研究者として活躍しながらも、長期にわたり執筆活動を継続している。デビュー作は1989年の詩集『道』。その後…
傍迷惑な親子喧嘩をコミカルに描いたシリーズ 『Bad! Daddy(バッドダディ)』は全四巻。2003年~2004年にかけて刊行された。野村美月の8冊目~11冊目の作品である。シリーズとしては「卓球場シリーズ」 「フォーマイダーリン!」「天使のベースボール」に続…
ドクロちゃんシリーズの第二作 2003年刊行。シリーズ二作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の23号と24号に掲載された二作に、書き下ろしを二作追加して文庫化したのが本書である。 編集部的にも賛否両論、疑心暗鬼の中送り出されたらしい一巻は発売か…
小鳩くんと、小佐内さんに久しぶりに会える! 2020年刊行作品。『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』『秋期限定栗きんとん事件』に続く、米澤穂信の「小市民」シリーズ四作目。前作の『秋期限定栗きんとん事件』が2009年の作品だか…