ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『マルドゥック・ヴェロシティ3』冲方丁 壮絶な集団VS集団バトルが燃える!

「ヴェロシティ」の最終巻! 2006年刊行作品。名作『マルドゥック・スクランブル』の前日譚だ。『マルドゥック・ヴェロシティ1』『マルドゥック・ヴェロシティ2』に続く、三冊毎週刊行(当時)の中の最終巻である。 マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫…

『青の数学』王城夕紀 その数式(まほう)が君の青春を変える

王城夕紀『青の数学』のネタバレ感想、あらすじ。続篇『青の数学』2の紹介記事もあります。

『マルドゥック・ヴェロシティ2』冲方丁 百鬼夜行の能力バトルを愉しめ!

「ヴェロシティ」の二冊目! 2006年刊行作品。名作『マルドゥック・スクランブル』の前日譚の二冊目である(全三冊)。 マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA) 作者:冲方 丁 発売日: 2006/11/15 メディア: 文庫 2006年の旧文庫版は現在出回っておら…

メルカリ初心者が本の売り買いでハマるNGパターン20選

2021/4/19更新 送料等情報が古い部分を更新しました!2021年最新版です。 コロナ騒動で家にいる時間が多くなり、せっかくだからと本棚の片づけや、蔵書の断捨離に手を付けている方も多いのではないでしょうか? これを機会にメルカリに挑戦してみよう!と思…

『消失の惑星(ほし)』ジュリア・フィリップス 十二人の女性たちの心の傷をめぐる

ジュリア・フィリップスの第一作 2021年刊行作品。オリジナルの米国版は2019年刊行で原題は『Disappearing Earth』。作者のジュリア・フィリップス(Julia Phillips)は1989年生まれのアメリカ人作家。本作がデビュー作である。 巻末には、作者による謝辞、訳…

『マルドゥック・ヴェロシティ1』冲方丁 「スクランブル」の前日譚が登場!

「マルドゥックシリーズ」シーズン2 2006年刊行作品。冲方丁(うぶかたとう)の人気シリーズ「マルドゥックシリーズ」のシーズン2である。あのウフコックが、あのボイルドが帰ってきた!名作『マルドゥック・スクランブル』の続編、というか前日譚が本作にあ…

『天地明察』冲方丁 第7回本屋大賞受賞作

冲方丁の大ブレイク作品 2009年刊行作品。角川書店の文芸誌『野性時代』に2009年1月号から7月号まで連載されていた作品をまとめたもの。本作で冲方丁(うぶかたとう)は、第7回本屋大賞、及び、第31回吉川英治文学新人賞を受賞。また、第143回直木賞の候補作…

サラ・ウォーターズ『荊の城』は読み始めたら止まらない徹夜必至本

『半身』に続く二年連続「このミス」海外部門第一位の作品 2004年刊行。オリジナルの英国版は2002年刊行で原題は「Fingersmith」。「このミス2005」海外部門第一位の作品である。 作者のサラ・ウォーターズ(Sarah Waters)は1966年生まれのイギリス人作家。 …

『英雄ラファシ伝』岡崎弘明 第二回ファンタジーノベル大賞の優秀賞作品

岡崎弘明の第二長編 1990年刊行作品。新潮社の第二回ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品。この年は大賞は該当作なし。なお同時に、優秀賞を受賞した作品が、鈴木光司の『楽園』である。 作者の岡崎弘明(おかざきひろあき)は1960年生まれ。 商業誌デビ…

『マルドゥック・スクランブル』冲方丁の大出世作

日本SF大賞&ベストSFのダブル受賞作 2003年刊行作品。2003年の日本SF大賞受賞作。そしてベストSF2003の国内部門でもダントツの第一位を獲得した作品である。 ちなみに冲方丁は「うぶかたとう」と読む。「おきかたちょう」じゃないぞ(最初の頃はそう読んで…

『冬の朝、そっと担任を突き落とす』白河三兎 暴走する正義感と教室の贖罪

白河三兎が描く学園ミステリ 2021年刊行作品。筆者の白河三兎(しらかわみと)は2009年の『プールの底に眠る』で第42回メフィスト賞を受賞して作家デビューを果たしている。詳細なプロフィールは公開されていない。 表紙イラストはカオミンが担当。開け放た…

『君の望む死に方』石持浅海 碓氷優佳シリーズの第二弾

碓氷優佳が再登場! 2008年刊行作品。碓氷優佳(うすいゆか)を探偵役とする、シリーズの二作目。『扉は閉ざされたまま』の続編にあたる作品である。最初は祥伝社のノン・ノベルからの登場であった。 君の望む死に方 (ノン・ノベル) 作者:石持 浅海 メディア:…