ネコショカ

毎日夜20時更新。ネコショカは猫の書架
雑食系の書評Blogです。なんでも節操なく読んでます
基本ネタバレありなので注意してね

社会

『暴走するネット広告』知っておきたい不正広告の仕組み

「クローズアップ現代+」の放映内容を書籍化 2019年刊行。本書はNHK「クローズアップ現代+」にて放映された三つの番組、「追跡! 脅威の“海賊版”漫画サイト」「追跡! ネット広告の“闇”」「追跡! “フェイク”ネット広告の闇」の取材内容をまとめて書籍化した…

『ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実』望月優大

在留外国人300万人時代の「移民」事情 2019年刊行。筆者の望月優大(もちづきひろき)は1985年生まれ。日本の移民文化、移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」の編集長。 少子高齢化を受けて、日本人の生産者人口が激減する中、飛躍的なペース…

眺めているだけで楽しい『知られざる特殊特許の世界』稲森謙太郎

弁理士が書いためくるめく特殊特許の世界 2007年刊行作品。筆者の稲森謙太郎は、本名稲穂健市(いなほけんいち)で、本業は弁理士。稲森謙太郎は科学技術ジャーナリストとして原稿を書く際の筆名であるようだ。 本作は文庫化されていないが、2014年に『すば…

『朽ちていった命』東海村臨界事故を描いたルポルタージュ

東海村臨界事故による放射能被爆治療の記録 2006年刊行作品。1999年に、茨城県那珂郡東海村で発生したJCO(ジェー・シー・オー)原子力事故(臨界事故)についてのルポルタージュである。 2002年に刊行された『東海村臨界事故 被爆治療83日間の記録』 を改題…

面倒でも土地の登記はしっかりと!『人口減少時代の土地問題』吉原祥子

全国の土地の2割は所有者がわからない 2017年刊行の中公新書。筆者の吉原祥子は1971年生まれ。民間のシンクタンク東京財団の研究員。 帯の惹句にもあるとおり、「持ち主がわからない土地が九州の面積(国土の2割)を越えている」。日本では2011年以降、少子…

『50歳からの孤独入門』満たされない承認欲求にどう向き合う?

アラフィフになったら読んでみよう 2018年刊行作品。筆者の齋藤孝は明治大学文学部の教授で、作家、教育学者。著作としては『声に出して読みたい日本語』が有名かな。 昔は四十にして惑わずなどと言ったものだったが、現代では四十代はまだまだ働き盛り。平…

『帝都東京・隠された地下網の秘密』全二作が胡散臭いけど面白い

本日ご紹介するのはこちらの二冊。ややもするとトンデモ系に分類されてしまいそうな作品だが、素材としては面白い。普段は見ることが出来ない地下の世界だけに、妄想は深まるのである。 帝都東京の地下には秘密がある! 2002年刊行作品。筆者は1956年生まれ…

『未来の年表2』人口減少社会で変わること

『未来の年表』の続編 2018年刊行。著者は1963年生まれ。産経新聞の元論説委員。現在は、高知大学客員教授、大正大学客員教授。内閣府、厚労省、農水省などの有識者会議委員などを歴任している。 2017年に刊行され、大きな反響を呼んだ『未来の年表』の続編…

秋葉原の歴史を知る『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』

趣味の都アキハバラを読み解く 2003年刊行。筆者は1971年生まれで、明治大学国際日本学部准教授。日本が世界に誇る?オタクの王国アキハバラに視点を据えた都市論である。 幻冬舎文庫版は2008年に登場している。文庫化に際して2003年以降に起きた変化につい…

消費者金融の手口と実態を知る、須田慎一郎『下流喰い』

消費者金融の実態に迫る一冊 2006年刊行。当時なにかと話題であった消費者金融の実態に迫った一冊である。この時期は大手消費者金融の不祥事軒並み明るみに出ていて、メチャクチャ叩かれていた頃である。実にタイムリーなタイミングでの刊行であった。 筆者…

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』世界を正しく認識するために

もはや説明不要の話題の一冊 本書は刊行前から随分と話題になっていて、発売されるやいきなり爆売れ状態に。Amazonでは3週連続でビジネス書ランキングの1位を獲得している。 toyokeizai.net 今年に入って、こんなにあちこちでレビューされている本は無いので…

2018年に読んで面白かった新書8選

マンガ編に続いて、「今年読んで」面白かったシリーズのその2。今回は新書編。 2018年に出た新書ではなく、「2018年に読んだ新書」が対象なので注意。特に順番とかは無しのテーマ別の順不同で。まだこのBlogを始める前に読んだものが多いので、本のアプリSt…

『未来の年表』人口が減っていく社会で起こること

44万部超のベストセラータイトル 著者は1963年生まれ。産経新聞の元論説委員。現在は大正大学の客員教授。内閣官房有識者会議委員などを歴任している。 昨年、売れまくった新書作品である。どれくらい売れたのかと思って調べてみたら、2018年の春で44万部ら…

戦前の社畜も大変だった?岩瀬彰の『「月給百円」サラリーマン』を読む

岩瀬彰の講談社現代新書『「月給百円」サラリーマン』の感想。 戦前のサラリーマン世帯の暮らしについて書かれている一冊です。 ちくま文庫の『「月給100円サラリーマン」の時代』はタイトル変わってますが、同じ内容です。