基本ネタバレありなので注意してね。
現在試行錯誤中につき、デザインころころ変わってます
しばらくしたら落ち着くと思うのでご容赦下さいませ

渡瀬草一郎『空ノ鐘の響く惑星で7』フォルナム神殿編の最終章

フォルナム神殿編これにて完結

火曜日は長編ラノベ感想の日(勝手に決めた)。ということで今週もソラカネのお話。本作は2005年刊行。シリーズ七作目。フォルナム神殿編の終章にあたるお話である。

 

空ノ鐘の響く惑星で(7) (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で(7) (電撃文庫)

 

あらすじ

東方の大国ラトロアの仕組んだ陰謀により、フォルナム神殿の御柱からは大量の屍の兵が出現する。対応に追われるフェリオたち。無限に増え続ける屍の兵を前にして、神殿騎士団長ベリエが謎の暴走を起こしウィスタルにその刃を向ける。一方、神殿からの逃亡を計ったリセリナたちはイリスの手中に落ちていた。緊迫した状況の中、人々は重大な決断を迫られることになる。

迫真のバトル展開が熱い!

最初から最後まで、一巻まるまる戦いっぱなし。終章に相応しい派手な巻になっている。屍の兵に対応するフェリオたちと、イリスたち来訪者チームを相手に奮戦するリセリナたち。二つの局面が交互に描かれ緊迫度アップ。これはなかなか良い展開ではないか。

ここに来て、地味キャラのライナスティに素敵な出番が!作中最強クラスの剣士パンプキンと互角に渡り合う姿に燃える。そしてウィスタルVSベリエ戦の団長対決も見逃せない。主人公以外のキャラクター対決が盛り上がるのは、作品としてキャラが立っている証拠なので、これはとてもいい傾向だと思うよ。主人公の戦いは、そりゃ主人公なんだから勝つでしょうと楽観して読めるけど、脇役VS脇役の戦いは時として予想もつかない決着をすることがあるので、意外に面白かったりする。

次はタートム編かな?

ベリエが片付き、リカルドもあんな状態だしこれで神殿騎士団側の面倒なキャラクターが一掃できた。ここしばらく悪役キャラであったカシナートにも、彼なりの正義があることが示された。これはきっと今後の伏線になるのだろう。いずれ味方陣営に加わるのだろうね。ラストはフェリオたちVS昇華モード(V-MAXとかトランザムみたいな時間限定最強モード)の来訪者と一気に盛り上げて終了。気がかりはウルクの病状が思ったよりも深刻なこと。この巻だけは決着がつかず先に引っ張るようだ。

次巻は孤独に国境で頑張っているベルナルフォンのお話になる見込み。VSタートム編だ。