ネコショカ

小説以外は別ブログにしました!
採用されると原稿料が貰える!
ブックレコメンドへの寄稿始めました

『垂里冴子のお見合いと推理』山口雅也 何故か事件が起きて破談になってしまうヒロイン


垂里冴子シリーズの一作目

1996年刊行作品。まず最初に集英社から単行本版が登場。

垂里冴子のお見合いと推理

垂里冴子のお見合いと推理

 

その後版元が変わり、2000年に講談社ノベルス版が刊行される。

垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)

垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)

 

そして2002年に講談社文庫版が登場。わたしが今回読んだのはこちら。

垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫)

わたし的には本作が初・山口雅也作品であった(当時)。山口雅也は1989年に『生ける屍の死』でデビュー。本作は9作目の作品となる。

垂里冴子(すいりさえこ)シリーズの第一作であり、続編には『続・垂里冴子のお見合いと推理』『新・垂里冴子のお見合いと推理』がある。

あらすじ

垂里家には畏るべき言い伝えがあった。祖先の悪行から、この家の女は結婚することが出来ないと云うのだ。長女の冴子は今年で33歳。美しくて聡明、それでいて控えめな彼女は何故か縁遠く、持ち込まれる縁談は信じられない形で破談に追い込まれていく。お見合いの席上で起こる数々の難事件を冴子は次々と解き明かしていく。

横須賀出身者には嬉しい作品

自分的には初山口雅也となるわけだが、横須賀出身なんだよねこの人。知らなかった。作品の舞台は観音市という架空の街なのだが、これがまんま横須賀。同郷人としては非常に作品に入りやすかった。山口雅也自身、学生時代は東京に出てきていたものの、現在は横須賀在住とのこと(横須賀経済新聞2009年6月5日記事より)。

気楽に読めるユーモアミステリ

美人で性格も良くて頭もいい。でも、何故かお見合いをするたびに事件が起きて、縁遠くなっていく。垂里冴子(すいりさえこ)という主人公のネーミングからして、人を食った作りになっているのだが、本作は垂里家の人々を中心としたユーモアミステリの体裁を取っている。本流のキッド・ピストルズシリーズ系の作品とは違って、肩の力を抜いて楽しめるのではないかと。続編も二作出ているので、いずれご紹介していく予定。

垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫)

垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫)