アラフォー読書家の目はいたわりたい
日常的に本を読まれているアラフォー以降の世代の読書家の皆さん。以前は何時間でも本が読めたのに、最近は小一時間、本を読むだけで目が疲れて辛い。以前のようにバリバリ読めなくなったなんてことはないでしょうか?
読書用に老眼鏡を用意してみたり、活字を大きくできる電子書籍で読んでみたり、対策は人それぞれだと思います。わたしは、現在年間150冊程度の読書ペースですが、やはり同様の目の悩みを抱えています。歳は取りたくないものですね。
この度、BENQさまからデスクライト「MindDuo」を無償でご提供いただいたので、レビュー記事をお届けできればと思います。
BenQ「MindDuo」商品説明
「MindDuo」は台湾の電機メーカーBenQより発売されているデスクライトです。
注目すべきはそのお値段で24,800円!一般的なLEDデスクライトが数千円で購入できることを考えると、これは衝撃的なお値段です。果たしてそれだけの価値はあるのか?気になるところです。
今回は、こちらのデスクライトを二週間ほど使用してみました。その結果をレビューいたします。
まず結論!
読書家としては、照明にこそこだわるべき!「MindDuo」を使ってみてそう感じました。価格に十分見合った高性能なデスクライトです。
理由として、良いところ4点。そして公平を期すためにイマイチな部分も2点挙げてみます。
良いところ
- LEDなのに目に痛くないやさしい光
- 無段階調色機能で、光の強さをシームレスに調整できる
- 最適な明るさに光量を自動調節
- 絶妙な角度調整が可能
イマイチなところもあります
- 操作が難しい、説明書もわかりにくい
- 使いすぎアラートが認識できない(後述)
良い理由を詳しく説明
では、その理由について説明します。
1.LEDなのに目に痛くないやさしい光
LEDライトって目に突き刺さる感じがする。蛍光灯や、白熱灯の照明に比べて眩しすぎるなんて感じたことがある方も多いと思います。
「MindDuo」では複数あるLED照明を直接目に当てず、フィルター(導光ルーバーというらしい)で角度を変えてから照らすように設計されています。そのためLED照明にしては、目にやさしく感じるのです。
※画像はBenQ「MindDuo」公式HPよりお借りしています
こちらは、わたしが撮影したランプ部分の拡大図。LEDが複数取り付けられていますが、全てルーバーが斜めに被さっていて、光が直接目に入らないようになっています。
2.光量が無段階調整できるのできめ細やかな設定ができる
目に痛くないのはわかったけど、それでもLED照明は明る過ぎて眩し過ぎる。そんな、印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
「MindDuo」では、そんな悩みに応える大きな特徴があります。「MindDuo」の売りはこのロータリーノブ(光量調節ダイアル)にあります。
こちらは無段階でのきめ細やかな調整が可能で、ダイヤルをくるくる回すだけで簡単に光量を調整することができます。これ、けっこう楽しい。
一般的なデスクライトではオンとオフの切り替えしかできないものが多く、この点で、「MindDuo」は圧倒的に優れています。しかも、調色(色温度)機能付き!ロータリーノブを回すだけで、昼白色から電球色へと、滑らかに切り替えが可能です。どんな方でも自分にぴったりの明るさ、好みの色味を設定することができます。
こちらは、左が昼白色、右が電球色の色味となります。
3.最適な明るさに光量を自動調節
いろいろ、調整ができるのはわかったけど、操作が面倒くさい。そんな方も多いと思います。
「MindDuo」のありがたいところは、自動調整機能です。最適な明るさに光量を自動調節してくれるのです。
ロータリーノブのダイアル部分ですが、左右にくるくる回すと光量調整ができますが、長押しすることで、モードの切り替えができるのです。ロータリーノブのボタンを二秒以上長押しすると、モードの切り替えが可能です。
この部分の色でモードを見分けることができます。
赤は紙の本を読む場合。
モードが切り替わった瞬間に周囲の明るさをセンサーがキャッチして、最適な明るさに調整されます。
緑は電子書籍を読む場合。
こちらも自動的に光量が調整されます。電子書籍は、リーダー(Kindleなど)本体が既に発光しているために、紙の本用よりはやや光量が抑えめとなります。
三つめは手動モード。
こちらは、自由に明るさや、電球色から蛍光灯色まで、色温度の切り替えが可能です。
読書を終えて、お寝み前には柔らかな光が欲しいときは、電球色に切り替えて使うと、心安らぐ感じがします。
4.絶妙な角度調整が可能
改めて、「MindDuo」のビジュアルを見ていただきたいのですが、一般的なデスクライトと比較して、可動軸が多いのが特徴的です。
可動部分がなんと四か所もあるんです。
※画像はBenQ「MindDuo」公式HPよりお借りしています
ライトの部分は球体関節(1,2)になっていて、左右上下に細かく滑らかに調整できます。
更に前後に動く二か所の中間軸部(3,4)。更に根本の部分(5)が左右に可動します。一般的なデスクライトの可動部が二か所であることを考えると、どれだけ自在に細かく設定できるかお分かり頂けるかと思います。
「MindDuo」のフレームは金属製ですが、動きは軽いです。力はいりません。それでいて微細な調整をしても、ぶれずにピタッと固定されるので、とても重宝しています。
イマイチな点を解説
1.操作が難しい、説明書もわかりにくい
機能が豊富なだけに、最初は使い方に悩むかもしれません。
台湾メーカーの商品ですが、ちゃんと日本語の説明もついています。
ただ、この操作説明書がわかりにくく、仕組みを理解するまでに時間がかかります。説明書の文字組も詰まっていて読みにくい。
特にロータリーノブの使い方や、モードの切り替えが理解しにくいように感じました。説明書でもう少し詳しく書いてくれたらなと思います。行間を開けるなど、見やすさへの配慮も欲しかった。
2.使いすぎアラートが認識できない
これ、本当は便利機能なのですが、このライト、目の使い過ぎに配慮して、30分経過するごとに警告としてアラートが出るようになっているんです。
しかしながら、このアラートが出るのがダイヤル部分。照度インジケーターが点滅して知らせてくれるのですが、これ、実は使っているときは角度的に見えないんですよね。
おまけみたいな機能なので、そんなに厳しく見なくても、とは思いますが、ちょっと残念な点でした。
まだまだある「MindDuo」のいいところ
全然書ききれていませんが、他にも「MindDuo」には長所があります。列記してみるとこんな感じ。
1.オンオフはセンサーに手をかざすだけ
ランプ中央のオンオフセンサーに手をかざすと点灯、消灯が行えます。物理スイッチはありません。
2.人感センサーで自動でON、30分後に自動でOFF
こちらの人感センサースイッチを入れることで、手をかざさなくても、人間が近付いただけで自動点灯します。また、ライトから30分以上離れると自動消灯します。
これ、便利機能なのですが、我が家で試してみたところ飼いネコが通り過ぎるだけで点灯してしまい、残念ながらオフにしてあります。
3.照明範囲が広い
※画像はBenQ「MindDuo」公式HPよりお借りしています
「MindDuo」のシェード幅はそれほど大きくないのですが、湾曲した構造になっているため照明の届く範囲が広くなっています。照らせる範囲が広いので余裕を持って使うことが出来ます。
4.便利なUSBソケット
台座の根元にUSBソケット(5V/1A)があります。これ、意外にお役立ち機能です。スマホやモバイルバッテリ、電子書籍リーダーの充電に活躍します。コンセントが1つ空くのが地味に嬉しい。
5.2017年のグッドデザイン賞受賞
2017年のグッドデザイン賞を受賞しています。デザイン的にも格好いいってのは、使っていて嬉しい点の一つですね。長く使うことを考えれば大切なポイントだと思います。
まとめ:あなたの書斎に置きたくなるデスクライトです
商品名の一部に「親子デスクライト」とあるので、子ども向けなのかなとも思いますが、子どもに優しく作られているものは、アラフォー以降の世代にも優しい商品と言えます。
個人差はあると思いますが、40代に入ると人間の目の機能は衰えてきます。毎日使う書斎用のデスクライトはこだわって良いものを選ぶべきだと思いました。
もちろん、無理せず読書時間を減らす選択もありますが、それはちょっと寂しい気もします。この年代で読書をされているあなたは、これからも生涯読書を趣味として続けていきたい方だと思います。あなたにとって、大切な時間をサポートする灯りとして、デスクライトの改善を考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに「MindDuo」にはクランプで固定するクランプタイプ(今回紹介したのはこちら)の他に、据え置き型のスタンドタイプも存在します。
クランプは別売りもされているので、スタンドタイプで購入して後から、クランプに付け替えることが出来ます。ただ、スタンド部分は別売りされていないので、クランプ型からスタンド型への移行は出来ないみたいです。この点、注意が必要ですね。
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