ネコショカ

毎日夜20時更新。ネコショカは猫の書架
雑食系の書評Blogです。なんでも節操なく読んでます
基本ネタバレありなので注意してね

伝奇

戯言シリーズ完結『ネコソギラジカル 下 青色サヴァンと戯言遣い』西尾維新

戯言シリーズの最終巻(いちおう) 2005年刊行。戯言シリーズ最終三部作の第三弾。遂にこれでシリーズ完結。今回の表紙はウェディングドレス姿の玖渚友である。 講談社文庫版は2009年に登場している。 ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社…

戯言シリーズもあと二冊!『ネコソギラジカル 中 赤き征裁VS.橙なる種』西尾維新

戯言シリーズ最終章の二作目 2005年刊行作品。戯言シリーズ最終三部作の第二弾である。 表紙は誰だよこいつと一瞬思ったけど、想影真心さんらしい。ビジュアル的には女だけど、話し方は男。この作品であまり性別を気にしても仕方が無いのかも知れないけど、…

終盤戦突入!『ネコソギラジカル 上 十三階段』西尾維新

戯言シリーズ最終章スタート 2005年刊行。戯言シリーズ最終三部作の第一弾である。 表紙は哀川さんらしいのだが、イラストレータの竹の画風はこのあたりから変わり始めていて、初見時は一瞬誰だか判らなかった。本編中のキャラクター挿絵もシャープな部分が…

西尾維新『ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹』戯言シリーズ五作目 

リヴァーシブルカバーに注目! 戯言シリーズも本作で五作目。2003年刊行作品。 デフォルト状態が拘束衣というインパクト十分の新キャラ匂宮兄妹が登場。いつものことながら、この作家はキャラを立てるのがメチャクチャ巧い。 リバーシブルな表紙カバーがネタ…

西尾維新『サイコロジカル 兎吊木垓輔の戯言殺し/曳かれ者の小唄』戯言シリーズ四作目 

シリーズ四作目は上下巻の大長編 2002年刊行作品。『クビキリサイクル』『クビシメロマンチスト』『クビツリハイスクール』と来て今回は『サイコロジカル』ようやくタイトルが「クビ」から離れたね。 サブタイトル、上巻は「兎吊木垓輔(うつりぎがいすけ)…

姫ちゃん登場巻!『クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子』西尾維新

戯言シリーズの三作目 2002年刊行。ボリューム的には少しダウンして200頁弱。前作の半分程度である。 今回のヒロインはロリ系美少女の紫木一姫(ゆかりきいちひめ)。アルトリコーダー振り回している段階で激しくロリ度アップ(個人の見解である)。確実にク…

祝・漫画化!澁澤龍彦『高丘親王航海記』を読む(ざっくりマップ付)

1987年刊行。澁澤龍彦、最後の作品。あらすじと各エピソードごとのネタバレ感想を掲載。ざっくり地図付き。 マンガ版の情報もあります。 本作では喉頭癌という死病に苦しんでいた、澁澤龍彦自身の葛藤が主人公の高丘親王に多分に投影されている。次第にその…

「黎明に叛くもの」外伝「天王船」 (中央公論新社/中公文庫)も素晴らしいよ!

「天王船」は「黎明に叛くもの」の外伝 天王船 (中公文庫) 作者: 宇月原晴明 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/12/19 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 先日紹介した「黎明に叛くもの」の外伝。2006年刊行。分冊(ノベルズ)版「黎…

宇月原晴明に外れなし「黎明に叛くもの」(中央公論新社)も期待にたがわぬ傑作

三冊めは松永久秀! 黎明に叛くもの (中公文庫) 作者: 宇月原晴明 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2006/07 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (29件) を見る 2003年刊行。宇月原晴明三作目。美しい装丁に惚れ惚れ。この…

宇月原晴明、二作目は「聚楽 太閤の錬金窟」(新潮社)、こちらも快作にして怪作!

宇月原晴明の二作目は太閤秀吉と秀次 聚楽―太閤の錬金窟(グロッタ) (新潮文庫) 作者: 宇月原晴明 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/09 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (19件) を見る とりあえず、宇月原作品をしばらく…

『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』宇月原晴明、衝撃のデビュー作

日本ファンタジーノベル大賞受賞作品 1999年刊行。第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。 作者はデビューまでに第六回三田文学新人賞を受賞。永原孝道名義で、詩歌、評論などに著作がある。宇月原清明としては本作が処女作。第二作『聚楽太閤の錬金窟…

宇月原晴明『安徳天皇漂海記』漂泊する安徳帝、その奇想に痺れる

宇月原晴明作品は素晴らしいよね! 本日ご紹介するのは宇月原晴明の「安徳天皇漂海記」である。 2006年刊行。この年の山本周五郎賞受賞作品。山本周五郎賞って、直木賞の残念賞扱いでいいんだっけか?壇ノ浦の合戦で崩御した筈の安徳天皇が、神器真床追衾(ま…