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幻想小説

『タタール人の砂漠』ディーノ・ブッツァーティ 無為な日常がすり減らしていく人生

ブッツァーティの代表作 2013年刊行。オリジナルのイタリア語版は1940年に刊行されており原題は「Il deserto dei Tartari」。作者のディーノ・ブッツァーティ(Dino Buzzati)は1906年生まれのイタリア人作家。20世紀イタリア文学を代表する作家の一人である…

『廃帝綺譚』宇月原晴明 順帝、建文帝、崇禎帝、そして後鳥羽院の物語

『安徳天皇漂海記』とあわせて読みたい 2007年刊行作品。宇月原晴明(うつきばらはるあき)としては六作目の作品にあたる。ミルキィ・イソベの表紙デザインが美しい。 タイトルや表紙デザインから想像がつく方もおられるかもしれないが、本作は2006年に上梓さ…

『死の泉』皆川博子が描く狂気と幻想の世界

第二次大戦下のドイツを舞台とした作品 1997年刊行作品。第32回の吉川英治文学賞を受賞している。 皆川博子は1929年(もしくは1930年)生まれで、1970年のデビューから現在に至るまで、連綿と現役の作家として活動を続けている。80代に入っても一向に刊行ペ…

『高丘親王航海記』澁澤龍彦最後の作品を解説!親王の足跡マップ付

澁澤龍彦、最後の作品。あらすじと各エピソードごとのネタバレ感想を掲載。ざっくり地図付き。マンガ版の情報もあり。喉頭癌という死病に苦しんでいた、澁澤龍彦自身の葛藤が主人公の高丘親王に多分に投影されている。次第にその肉体は病み衰えて行くが、反…

『アクアリウムの夜』稲生平太郎 地方都市の春夏秋冬を抒情豊かに描いた幻想小説

稲生平太郎名義の初小説作品 もともとは1990年に書肆風の薔薇のロサ・ミスティカ叢書から出ていた作品。 アクアリウムの夜 (ロサ・ミスティカ叢書) 作者: 稲生平太郎 出版社/メーカー: 書肆風の薔薇 発売日: 1990/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (…