ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『銀盤カレイドスコープ Vol.2 フリー・プログラム』海原零 トリノ五輪編に突入!

「銀盤カレイドスコープ」シリーズの二作目 2003年刊行。海原零による、「銀盤カレイドスコープ」シリーズの第二作である。 現実を先取りして(当時)、今回はトリノ五輪編である。この時点で作中では2006年の設定になっていた。 あらすじ オリンピック日本…

『図南の翼』小野不由美 「十二国記」エピソード5

『白銀の墟 玄の月』の3巻、4巻が出るまでに、「十二国記」の既刊を全て再読してしまいたい(←まだ言ってる)。ということで、本日は、「十二国記」のエピソード5『図南の翼』をご紹介しよう。 「十二国記」シリーズの第五作 本作は1996年刊行作品。『月の影…

『銀盤カレイドスコープ Vol.1 ショート・プログラム』海原零 熱血スポ根フィギュア小説

長らく毎週火曜日は西尾維新作品の感想をあげてきた。しかしさすがにそろそろネタ切れ気味なので、今週からは別作家のシリーズ作品感想をアップしていきたい。西尾作品の感想を楽しみにされていた方スミマセン。いずれまたやるので、ちょっと待ってね。 海原…

『風の万里 黎明の空』小野不由美 「十二国記」エピソード4

新作が出るまでに、「十二国記」の既刊を全て再読してしまうつもりだったけど、とうとう新刊『白銀の墟 玄の月』が出てしまった……。 ともあれ、既刊を全て再読するまで新刊はお預け。本日は、「十二国記」のエピソード4『風の万里 黎明の空』をご紹介しよう…

グイン・サーガ続篇146巻『雲雀とイリス』 マリウスとオクタヴィアの再会

>>グインサーガ147『闇中の星』の感想も書きました。 続篇グインサーガ16冊目! 2019年刊行作品。2019年はグインサーガ40周年であり、栗本薫の没後10年にあたるメモリアルイヤーである。 2013年から始まった続篇グインサーガは五代ゆうと宵野ゆめの二人執…

『ドッペルゲンガー宮《あかずの扉》研究会流氷館へ』霧舎巧 第12回メフィスト賞受賞作

霧舎巧のデビュー作 1999年刊行作品。第12回のメフィスト賞受賞作品である。本作はメフィスト賞にしてはけっこう普通に本格ミステリしている作品で、刊行当時新鮮な印象を受けた記憶がある。 作者の(きりしゃたくみ)は1963年生まれ。ペンネームの名付け親…

『PATRONE(パトローネ)』伊豆平成のオリジナルシリーズ

伊豆平成の架空王国ファンタジー『PATRONE』 本日紹介するのはこちら。伊豆平成の『PATRONE(パトローネ)』シリーズである。伊豆平成は(いずのひらなり)と読む。 ノベライズでの実績が物凄く豊富な作家さんで、『ケロロ軍曹』あたりが特に有名だろうか。…

『東の海神 西の滄海』小野不由美 「十二国記」エピソード3

新作が出るまでに、「十二国記」の既刊を全て再読してしまおうシリーズ、ようやくエピソード3。 まだ道は長い。 「十二国記」シリーズの第三作 本日は『東の海神 西の滄海(ひがしのわたつみ にしのそうかい)』をご紹介したい。『月の影 影の海』『風の海 …