ライト文芸
『ミミズクと夜の王』の五年後の世界を描く 2010年刊行作品。『ミミズクと夜の王』『MAMA』『雪蟷螂』『ガーデン・ロスト』に続く、紅玉(こうぎょく)いづきの第五作。『ミミズクと夜の王』の五年後を描いた、世界観を同じくする作品である。電撃文庫版表紙…
シリーズ累計100万部突破! 2022年刊行作品。『後宮の烏』『後宮の烏2』『後宮の烏3』『後宮の烏4』『後宮の烏5』『後宮の烏6』に続く、『後宮の烏(こうきゅうのからす)』シリーズの七作目、遂に最終巻の登場である。 表紙に描かれているのは後宮の外に出…
電撃タイトルとしては異例づくめのデビュー作 2007年刊行作品。第13回電撃小説大賞大賞受賞作。作者の紅玉(こうぎょく)いづきは1984年生まれの小説家。本作がデビュー作となる。発売年の「このラノ2008」で第七位。これは新人でしかも単発作品の中では最高…
望月拓海のデビュー作 2017年刊行作品。第54回のメフィスト賞受賞作。 作者の望月拓海(もちづきたくみ)は生年不明。放送作家出身の小説作家。 本作『毎年、記憶を失う彼女の救い方』がデビュー作となる。メフィスト賞応募時のタイトルは『リピート・ラブ』…
※2022/05/06追記 最終巻『後宮の烏7』の感想を書きました。 シリーズ累計90万部突破! 2021年刊行作品。『後宮の烏』『後宮の烏2』『後宮の烏3』『後宮の烏4』『後宮の烏5』に続く、『後宮の烏(こうきゅうのからす)』シリーズの六作目にあたる。 四巻発売…
カクヨム、クラウドファンディングを経て刊行された作品 著者である友浦乙歌(ともうらおとか)さんより、ご恵投頂きました。お声がけいただきありがとうございます!ネットでの作品発表を続けている方で、カクヨムなどでこれまでの作品は読むことが出来る。…
大澤めぐみ作品が光文社から登場 2019年刊行作品。2016年に『おにぎりスタッバー』で商業デビューして以降、『ひとくいマンイーター』『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』『君は世界災厄の魔女、あるいはひとりぼっちの救世主』と、角川スニ…
今週のお題「おうち時間2021」に便乗します!おうち時間はひたすら読書です。 王城夕紀の四作目 2016年刊行作品。『天盆』『マレ・サカチのたったひとつの贈物』。『青の数学』に続く、王城夕紀(おうじょうゆうき)の第四作。『青の数学』の続編である。引…
王城夕紀『青の数学』のネタバレ感想、あらすじ。続篇『青の数学』2の紹介記事もあります。
2021/2/18追記 祝★『蒼海館の殺人』発売!ということで、本日は昨年書いた記事を加筆修正の上で再アップ! 阿津川辰海の三作目 2019年刊行作品。『名探偵は嘘をつかない』『星詠師の記憶』に続く、阿津川辰海(あつかわ たつみ)の三作目。 阿津川辰海は1994…
浅倉秋成の第三作を改題して文庫化 電子雑誌BOX-AIR(ボックス・エアー)の2015年3月号~7月号に連載されていた作品。 まず、2016年に『失恋覚悟のラウンドアバウト』のタイトルで、講談社BOXレーベルで書籍化されている。この時のイラストは中村ゆうひが担当…
※2022/05/06追記 最終巻『後宮の烏7』の感想を書きました。 シリーズ累計80万部突破! 2020年刊行作品。『後宮の烏』『後宮の烏2』『後宮の烏3』『後宮の烏4』に続く、『後宮の烏』シリーズの五作目にあたる。 前巻の感想でシリーズ累計50万部突破!と書いた…
斜線堂有紀の第四作 2018年刊行作品。メディアワークス文庫からの登場である。 斜線堂有紀(しゃせんどうゆうき)としては、『キネマ探偵カレイドミステリー』『キネマ探偵カレイドミステリー 〜再演奇縁のアンコール〜』『キネマ探偵カレイドミステリー 輪…
『2』それは究極の作品 2012年刊行作品。『[映] アムリタ 』『舞面真面とお面の女』『死なない生徒殺人事件』『小説家の作り方』『パーフェクトフレンド』に続く、野崎まどとしては六作目の作品である。本作を含め、野崎まどの初期六部作を構成している。 …
野崎まどの第五作 2011年刊行作品。『[映] アムリタ 』『舞面真面とお面の女』『死なない生徒殺人事件』『小説家の作り方』に続く、野崎まどとしては五作目の作品である。 さらに続く『2』を含めて、野崎まどの初期六部作を構成している。 この野崎まどの初…
野崎まどの第四作 2011年刊行作品。『[映]アムリタ』『舞面真面とお面の女』『死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~』に続く、野崎まどの第四作にあたる作品である。 その後刊行された『パーフェクトフレンド』『2』を含めて、野崎まどの初期…
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの六作目 2019年刊行作品。かれこれ三か月ほど続けている、木元哉多の「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズを全巻読もう企画だが、今回でようやく六回目である。 ドラマ版の放映前に全部読めるかなと思ったら、9月にシリーズ七…
野崎まどの第二作 2010年刊行作品。タイトルの『舞面真面とお面の女』の読みは「まいつらまともとおめんのおんな」である。 『[映]アムリタ』に続く、野崎まどの第二作。『舞面真面とお面の女』『死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~』『小説…
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの五作目 「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの全巻読破企画の五回目。 本作は2019年に刊行されている。木元哉多(きもとかなた)の五作目の作品である。デビュー二年で五冊刊行とはあいかわらず凄まじい執筆速度である。一…
野崎まどの第三作 2010年刊行作品。野崎まどとしては、『[映] アムリタ 』『舞面真面とお面の女』に続く三作目の作品である。 その後、野崎まどが売れっ子になるに伴い、2019年に新装版が登場している。現在買うならこちら。 死なない生徒殺人事件 ~識別組…
北川恵海のデビュー作 2015年刊行作品。作者の北川恵海(きたがわえみ)は1981年生まれ。本作が第21回電撃大賞の電撃小説大賞部門〈メディアワークス文庫賞〉を受賞し、作家デビューを果たしている。マイナビの記事によると2019年1月の時点で70万部!の大ベ…
木元哉多作「閻魔堂沙羅の推理奇譚」全作のネタバレ感想です。登場人物のリスト付き。
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの三作目 2018年刊行作品。先月から開始した「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの全作読破企画の三回目である。作者の木元哉多(きもとかなた)としてもこれが三作目。2018年はこのシリーズ、いきなり四冊も刊行されているん…
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの二作目 2018年刊行作品。先日紹介した木元哉多(きもとかなた)による『閻魔堂沙羅の推理奇譚』シリーズの第二作である。 「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの二作目 あらすじ おススメ度、こんな方におススメ! わずか二…
葵遼太のオリジナル第一作! 2020年刊行作品。作者の葵遼太(あおいりょうた)は1986年生まれ。 デビュー作は、太宰治の『人間失格』をベースにしたSFアニメ映画『HUMAN LOST』のノベライズ版である(原案は冲方丁だ)。 HUMAN LOST 人間失格 ノベライズ(新…
『どこよりも遠い場所にいる君へ』の4年後の物語 2018年刊行。2019年に出た、『どこよりも遠い場所にいる君へ』の4年後を描いた続編的な作品。主人公は異なるが、前作の主な登場人物たちも登場するので、ご安心を。 ちなみに、前作の感想はこちらからどうぞ…
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの一作目 2018年刊行作品。第55回メフィスト賞受賞作品。「閻魔堂沙羅の推理奇譚(えんまどうさらのすいりきたん)」は木元哉多(きもとかなた)のデビュー作である。イラストは望月けいが担当している。 一昔前であれば、…
『どこよりも遠い場所にいる君へ』のネタバレ感想。作品の考察と、作者・阿部暁子の経歴を紹介。 もう一つのエピローグ「天国へ続く橋」 続篇『また君と出会う未来のために』の感想もあります。
※2022/05/06追記 最終巻『後宮の烏7』の感想を書きました。 シリーズ累計50万部突破! 2020年刊行作品。『後宮の烏』『後宮の烏2』『後宮の烏3』に続く、『後宮の烏』シリーズの四作目にあたる。 4巻の帯によるとなんとシリーズ累計で50万部を突破したとのこ…
「ネガレアリテの悪魔」シリーズの第二作 2019年刊行作品。作者の大塚已愛(おおつかいちか)は2018年に『鬼憑き十兵衛』(応募時タイトルは『勿怪の憑』)で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。併せて、『ネガレアリテの悪魔 贋物たちの輪舞曲』(応募時タ…