ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

桜庭一樹

『少女七竃と七人の可愛そうな大人』桜庭一樹 大人になってから読むと身につまされる作品

一般文芸の世界で輝き始めた頃の桜庭一樹作品 桜庭一樹(さくらばかずき)は1971年生まれの女性作家。1990年代に山田桜丸(やまださくらまる)名義で、ライター、ノベライズ作家、ゲームシナリオ作家として活躍。1999年に『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガー…

『推定少女』桜庭一樹 角川文庫版はエンディングが増えてる!?

桜庭一樹の初期作品 2004年刊行作品。桜庭一樹(さくらばかずき)名義の作品としては八作目。最初はエンターブレインのライトノベルレーベル、ファミ通文庫からの登場だった。イラストは高野音彦(たかのおとひこ)が担当。橋本紡の『リバーズ・エンド』シリ…

『赤×ピンク』桜庭一樹 女と少女の狭間 八角形の檻の中で戦う女たちの物語

桜庭一樹の転機となった作品 2003年刊行作品。ファミ通文庫からの刊行。当初はライトノベルレーベルからの登場であった。イラストは高橋しんが担当。 桜庭一樹は1999年の『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』でデビューしているが、最初の数年間は内…

『少女には向かない職業』桜庭一樹 初の一般向け作品

ブレイク目前の桜庭一樹、初のミステリ作品 2005年刊行。2003年のファミ通文庫『赤×ピンク』、2004年の富士見ミステリー文庫『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』と、ライトノベルの世界でただものではない凄みを見せつけた桜庭一樹が、一般向けのミステリ作品…

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹 好きって絶望だよね

桜庭一樹の出世作! 2004年刊行作品。最初はライトノベルレーベルの富士見ミステリー文庫からの登場であった。その後、直木賞作家にまでブレイクしてしまった桜庭一樹(さくらばかずき)の出世作である。 桜庭一樹は、1999年のデビュー作『ロンリネス・ガーデ…