2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
泰麒と驍宗のその後が遂に描かれる 『白銀の墟 玄の月(しろがねのおか くろのつき)』は2019年刊行作品。『魔性の子』『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』『東の海神 西の滄海』『風の万里 黎明の空』『図南の翼』『黄昏の岸 暁の天』『華胥の幽夢』『丕…
新書編 に続いて、マンガ編。こちらも2019年に出たマンガではなく、「2019年に読んだマンガ」が対象なので、その前提で。マンガに関してはアンテナ感度が鈍く、レイトマジョリティなので、既視感あるランキングかもだけど、その点はご容赦を! 長編作品なら…
新井素子、25歳から34歳時代のエッセイ 1994年刊行作品。単行本版は廣済堂出版から。 主として廣済堂出版の「クロスワードクラブ」に掲載されていたエッセイをまとめたもの。一番古い記事はなんと1985年。最新の記事で1994年なので、けっこう執筆年代には幅…
荻原規子の『西の善き魔女』全8巻の連続感想記事の第一弾。 中公ノベルス版、中公文庫版、愛蔵版、角川文庫版の違いについても簡単にまとめました。 コミック版、アニメ版についても触れています。
『白銀の墟 玄の月』関連の各社報道をまとめてみた 『白銀の墟 玄の月』以前から、既に大ヒット作であった「十二国記」シリーズだが、それはあくまでも読書人の間にだけで、一般層への認知はいま一つだったのではないだろうか。今回の『白銀の墟 玄の月』は…
「銀盤カレイドスコープ」最終巻 2006年刊行。遂に最終巻である。Vol.8との同時発売。バンクーバー五輪フリープログラム+α編。 最後だからということもあるのだろうけど、脇役の至藤、ドミニク、ステイシー、キャンドルにもちゃんと感動的な見せ場が用意さ…
梨木香歩はこの作品から始まった 1994年作品。最初の単行本版は楡出版より刊行されている。 西の魔女が死んだ 作者:梨木 香歩 出版社/メーカー: 楡出版 発売日: 1994/04 メディア: 単行本 続いて、小学館による新装版が1996年に登場。 西の魔女が死んだ 作者…
ワタモテ初の小説アンソロジー 2019年刊行作品。人気マンガ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の小説アンソロジーである。執筆陣は、まず原作の谷川ニコ自身が初の小説執筆に挑戦。加えて、超ベテラン作家の辻真先、更にミステリ作家の、青崎有…
ホラーサスペンス大賞、最初の大賞作品 2001年刊行作品。黒武洋(くろたけよう)のデビュー作である。第一回ホラーサスペンス大賞の大賞受賞作。 新潮文庫版は2005年に登場している。 そして粛清の扉を (新潮文庫) 作者:黒武 洋 出版社/メーカー: 新潮社 発…
「銀盤カレイドスコープ」ラスト二冊は同時刊行 2006年刊行作品。このシリーズも遂に完結目前。ラストのVol.8はVol.9と合わせての二冊同時刊行であった。 いよいよ次が大ラスの最終巻かと思うとなんだかしみじみしてしまう。 目次を見る限りでは、前巻のVol.…
陸秋槎の第二作 2019年刊行作品。オリジナルの中国版は2017年刊行で原題は『当且僅当雪是白的』。 作者の陸秋槎(りくしゅうさ)は1988年生まれ。2016年の『元年春之祭』がデビュー作で(日本版は2017年刊行)、本作が第二作ということになる。 あらすじ 雪…
「銀盤カレイドスコープ」シリーズの七作目 2006年刊行作品。熱血フィギュアスケート小説の第七巻。 刊行当時、世の中的にはトリノが終わったばかりなのだが、「銀盤カレイドスコープ」の世界では早くも2009年。前巻のあとがきでは次のバンクーバー編で最後…
アラフォー読書家の目はいたわりたい 日常的に本を読まれているアラフォー以降の世代の読書家の皆さん。以前は何時間でも本が読めたのに、最近は小一時間、本を読むだけで目が疲れて辛い。以前のようにバリバリ読めなくなったなんてことはないでしょうか? …