2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
2003年の翻訳ミステリ界を制した傑作 2003年刊行作品。オリジナルは1999年にイギリスで出版されている。原題は『Affinity』。作者のサラ・ウォーターズはヴィクトリア期のイギリスを舞台とした作品を得意としており本作がデビュー二作目。 このミス2004年版海…
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの二作目 2018年刊行作品。先日紹介した木元哉多(きもとかなた)による『閻魔堂沙羅の推理奇譚』シリーズの第二作である。 「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの二作目 あらすじ おススメ度、こんな方におススメ! わずか二…
北方謙三版「水滸伝」最終巻! 三月からかれこれ四か月、延々と毎週月曜日にお届けしてきた北方謙三版「水滸伝」の連続感想企画も遂に最終十九巻「旌旗(せいき)の章」に到達である(長かった)。 単行本版は2005年の刊行。 水滸伝 19 旌旗の章 作者:北方 …
「ルピナス探偵団」シリーズの第二作! 2007年刊行作品。2004年の『ルピナス探偵団の当惑』に続く、津原泰水(つはらやすみ)の「ルピナス探偵団」シリーズの第二作である。 単行本版は2007年に登場。 ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ) 作者:津…
『どこよりも遠い場所にいる君へ』の4年後の物語 2018年刊行。2019年に出た、『どこよりも遠い場所にいる君へ』の4年後を描いた続編的な作品。主人公は異なるが、前作の主な登場人物たちも登場するので、ご安心を。 ちなみに、前作の感想はこちらからどうぞ…
北方謙三版「水滸伝」第十八弾! ようやくあと二冊!毎週月曜恒例(いい加減に書くの疲れてきた)の、北方謙三版「水滸伝」の連続感想企画。前週の十七巻に続いて、本日は十八巻「乾坤(けんこん)の章」である。単行本版は2005年の刊行。 水滸伝 18 乾坤の…
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの一作目 2018年刊行作品。第55回メフィスト賞受賞作品。「閻魔堂沙羅の推理奇譚(えんまどうさらのすいりきたん)」は木元哉多(きもとかなた)のデビュー作である。イラストは望月けいが担当している。 一昔前であれば、…
『どこよりも遠い場所にいる君へ』のネタバレ感想。作品の考察と、作者・阿部暁子の経歴を紹介。 もう一つのエピローグ「天国へ続く橋」 続篇『また君と出会う未来のために』の感想もあります。
北方謙三版「水滸伝」第十七弾! 月曜恒例、北方謙三版「水滸伝」全19巻の連続感想。いよいよラスト3巻に突入である。前週の十六巻に続いて、本日は十七巻「朱雀(すざく)の章」をお届けしたい。 単行本版は2005年に刊行されている。 水滸伝 17 朱雀の章 作…
続篇グインサーガ17冊目! 2020年刊行作品。前回の146巻『雲雀とイリス』が2019年10月刊行だったので、147巻の登場は2020年の5月くらい?と予想していたのだが、ちょっと予想が外れた。刊行間隔としては9か月も空いてしまった。この執筆ペースだと2020年はこ…
真下みことのデビュー作 2020年刊行作品。第61回メフィスト賞受賞作。作者の真下(ました)みことは1997年生まれの女性作家。講談社BOOK倶楽部掲載のプロフィールによると、現役の大学生(2020年2月時点)とのこと。 講談社文庫版は2021年に刊行されている。…
北方謙三版「水滸伝」第十六弾! かれこれ四か月近く続けている、月曜日恒例、北方謙三版「水滸伝」全19巻の連続感想。昨週の十五巻に続いて、本日は十六巻「馳驟(ちしゅう)の章」をお届けしたい。 単行本版は2005年に刊行されている。 水滸伝 16 馳驟の章…