ネコショカ

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ホラー

『悪霊なんかこわくない』小野不由美、最初期の作品をご紹介

X文庫時代の小野不由美作品のレビューを書いてみる 先日、帰省した際に実家の本棚を片づけていたところ、初期の小野不由美作品を多数発見した。これは手元に置いておくべきだろうと、自宅に持ち返って来た。1980年代後半から、1990年代に刊行された作品群で…

『孤虫症』真梨幸子 第32回メフィスト賞受賞作品

メフィスト賞受賞作を地道に紹介していくシリーズ。本日はこちら! 目指すは全作紹介!だが、現時点でも63作もあるので道は遠い(だいたい未読作品が半分近くある)。 イヤミスの旗手のデビュー作 2005年刊行。第32回メフィスト賞受賞作品。いまや、イヤミス…

『変な家』雨穴 ネットで大人気の不動産ミステリ&ホラー

ネット発の不動産ミステリ 筆者の雨穴(うけつ)は2018年頃から活躍してる、Youtuber、ライター、作家である。Webメディア「オモコロ」主催の第5回オモコロ杯で頭角を現し、ライターとしてはオカルト系の記事で人気を博す。Youtubeチャンネルの登録者は43.5…

『残穢(ざんえ)』小野不由美 残る穢れ、伝染する穢れ、日常を侵食する怪異

第26回山本周五郎賞受賞作品 2012年刊行。書下ろし作品。タイトルの『残穢』は「ざんえ」と読む。カバー装画は司修が担当。第26回の山本周五郎賞を受賞している。 残穢 作者:小野 不由美 新潮社 Amazon 新潮文庫版は2015年に登場しており、現在読めるのはこ…

『死にぞこないの青』乙一 小学校時代の暗黒感をもういちど

乙一の第七作品 2001年刊行作品。『夏と花火とわたしの死体』『天帝妖狐』『石ノ目(平面いぬ。)』『暗黒童話』『失踪Holiday』『君にしか聞こえない』に続く七作目。文庫化含め、2001年はやたらに乙一(おついち)作品が刊行された年だった。大学を卒業し…

『平面いぬ。』乙一 初期のファンタジー、ホラー短編集

ノベルス版と文庫版でタイトルが違う 2000年刊行作品。集英社としては珍しいノベルススタイルでの登場であった(当時)。この時点でのタイトルは『石ノ目』。乙一(おついち)作品としては、『夏と花火と私の死体』『天帝妖狐』に続く三作目。 石ノ目 作者:…

夏に読みたい京極夏彦の「妖怪えほん」全五作

一昨年作成した記事だが、NHK Eテレで再放送があったせいかアクセスが増えていたので、ちょこっと追記して再投稿(手抜き)。 夏になると読みたくなるのが怪談噺である。怪談とは少し違うかもしれないが、本日ご紹介するのは、「京極夏彦の妖怪えほん」シリ…

ドラマ版『六番目の小夜子』が素晴らしかったので全力で紹介する

ドラマ版『六番目の小夜子』が再放送された! 7月某日、Twitterを眺めていたら驚愕すべき情報が流れて来た。 ✨深夜の #イッキ見まつり✨【#六番目の小夜子】総合で一挙再放送!7/31(土)午前0:11(金曜深夜)8/1(日)午前0:36(土曜深夜)8/2(月)午前0:36(日曜深夜)…

『ゴーストハント読本』 「ゴーストハント」好きなら読んでおきたいファンブック

「ゴーストハント」ファン必読の一冊 小野不由美による「ゴーストハント(悪霊)」シリーズは、オリジナルの講談社X文庫ティーンズレーベル版が1989年から1992年にかけて登場。そして全編がリライトされたメディアファクトリーによる新装版が2010年から2011…

『新耳袋コレクション』恩田陸セレクトの現代怪談集

「新耳袋」から99編を恩田陸がセレクト 本書は2006年刊行。「新耳袋」は名前は聞いていたけど実際に読むのは初めて。「新耳袋」は怪異蒐集家の木原浩勝と中山市朗が集めた、現代の怪異譚集なのである。 【合本版】新耳袋 第一夜?五夜 現代百物語 (角川文庫) …

『夏の滴』桐生祐狩 少年の日のひと夏の冒険、、だが

桐生祐狩のデビュー作 2001年刊行作品。作者の桐生祐狩(きりゅうゆかり)は1961年生まれ。本作『夏の滴』が、第8回の日本ホラー小説大賞で長編賞を受賞して作家デビューを果たしている。プロフィールを拝見する限り、もともとは演劇畑の方である様子。 夏の…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(7)『悪霊だってヘイキ!』と『ゴーストハント7』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ最終回! 長々とお伝えして来た小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んでレビューする企画も遂にラスト!本日ご紹介するのはシリーズ第七作『悪霊だってヘイキ!(ゴーストハント7)…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(6)『悪霊とよばないで』と『ゴーストハント6』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ六回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んでレビューする企画。本日ご紹介するのはシリーズ第六作『悪霊になりたくない!(ゴーストハント6)』である。 『悪霊とよばないで…

『電氣人閒の虞(おそれ)』詠坂雄二 都市伝説と怪異の発生システム

詠坂雄二の第三作 2009年刊行作品。『リロ・グラ・シスタ』『遠海事件』に続く、詠坂雄二(よみさかゆうじ)の第三作である。 電氣人閒の虞 作者:詠坂 雄二 発売日: 2009/09/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) 光文社文庫版は2014年の登場。こちらはミステ…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(5)『悪霊になりたくない!』と『ゴーストハント5』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ五回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んでレビューするシリーズ。本日ご紹介するのはシリーズ第五作『悪霊になりたくない!(ゴーストハント5)』である。 『悪霊になりた…

『裏世界ピクニック4 裏世界夜行』宮澤伊織 やけに鳥子がぐいぐい来る

「裏世界ピクニック」シリーズの第四弾 2019年刊行作品。『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』『裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト』『裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ』に続くシリーズ第四弾である。 おススメ度、こんな方におススメ…

『裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ』宮澤伊織 怪異より怖いのはカルト!

「裏世界ピクニック」シリーズの第三弾 2018年刊行作品。『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』『裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト』に続くシリーズ第三弾である。 これまで1冊あたり4編を収録して来た「裏世界ピクニック」シリーズだ…

『裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト』宮澤伊織 ネット怪談好きには堪らない!

「裏世界ピクニック」シリーズの第二弾 2017年刊行作品。『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』に続くシリーズ第二弾である。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) ネット怪談好きの方。「きさらぎ駅」「姦姦蛇螺」「須…

『天帝妖狐』乙一、文庫版が全くの別作品に!

乙一、二作目の作品 1998年刊行作品。『夏と花火と私の死体』に続く乙一の第二作となる。JUMP j BOOKSからの登場。「A MASKED BALL」はジャンノベルVol-12(1997/5/4号)、「天帝妖狐」はジャンノベルVol-13(1997/9/15号)にそれぞれ掲載されていた作品であ…

『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』宮澤伊織 ネット怪談×異世界探検のガールミーツガール物語

宮澤伊織作品がハヤカワ文庫に登場 2017年刊行作品。作者の宮澤伊織(みやざわいおり)は2011年の角川スニーカー文庫『僕の魔剣が、うるさい件について』がデビュー作。エスエフ、ライトノベル系のレーベルでの活躍を主としている作家である。 『裏世界ピク…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(4)『悪霊はひとりぼっち』と『ゴーストハント4』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ四回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズ。本日ご紹介するのはシリーズ第四作『悪霊はひとりぼっち(ゴーストハント4)』である。 『悪霊はひと…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ3『悪霊がいっぱいで眠れない』と『ゴーストハント3』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ三回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズの三回目。毎月更新のはずが、隔月更新になってて、ホントにゴメンナサイ。7月は公私共にやたらに忙しか…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ2 『悪霊がホントにいっぱい!』と『ゴーストハント2』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ二回目! 小野不由美の悪霊シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズの二回目。今回はシリーズ第二作『悪霊がホントにいっぱい!』(ゴーストハント2)をご紹介したい。前作『悪霊がいっぱい!…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ1『悪霊がいっぱい!?』と『ゴーストハント1』

小野不由美の「悪霊(ゴーストハント)」シリーズのあらすじ、ネタバレ解説、新旧読み比べ。角川版の情報も。 マンガ版、アニメ版の感想も書きました。

『ぼぎわんが、来る』澤村伊智 比嘉姉妹シリーズの一作目「ちがつり」がメッチャ怖い!!

日本ホラー小説大賞受賞作 2015年刊行作品。作者の澤村伊智(さわむらいち)は1979年生まれの男性作家。本作『ぼぎわんが、来る』が第22回の日本ホラー小説大賞の大賞を受賞し作家デビューを果たしている。 ぼぎわんが、来る 作者:澤村伊智 発売日: 2015/10/…

『ネクロポリス』恩田陸 聖地アナザーヒルでは死者と再会できる

恩田陸最長クラスの大長編 2005年刊行作品。「小説トリッパー」の2001年冬季号から2005年春季号にかけて連載されていた作品を大幅に加筆修正の上で単行本化したもの。上下巻構成で総ページ数785ページは恩田作品中でも最長クラスの大ボリュームである。 恩田…

『人獣細工』小林泰三 パッチワーク・ガールの狂おしいまでの絶望

小林泰三の第二作 1997年刊行作品。1995年に第二回ホラー小説大賞短編賞を『玩具修理者』で受賞した、小林泰三(こばやしやすみ)の第二作品集。 人獣細工 作者:小林 泰三 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1997/06 メディア: 単行本 文庫版は1999年に角川…

『いのちのパレード』恩田陸ならではの「奇想」を味わう第三短編集

恩田陸、三冊目の短編集 2007年刊行作品。実業之日本社の小説誌「ジェイ・ノベル」に掲載されていた作品14編に、書き下ろし1編を加えて単行本化したもの。 『図書室の海』『朝日のようにさわやかに』に続く、恩田陸三作目の短編集である。 いのちのパレード …

『凌辱の魔界』友成純一 繰り広げられる魔宴の日々

アダルトレーベルから出ていた伝説のホラー作品 1985年刊行作品。もともとはマドンナ文庫から刊行されていた作品である。 マドンナ文庫というのはいわゆるアダルト系のレーベルなのだが、そもそもなんでこの作品がここから出ていたのかもよく判らない。およ…

『アロマパラノイド 偏執の芳香』牧野修 めくるめくる電波の世界

「ベストSF1999」国内部門6位 1999年刊行作品。単行本はアスキーから発売されており、当時のタイトルは『偏執の芳香 アロマパラノイド』 であった。「ベストSF1999」の国内部門で第6位にランクインしている。 偏執の芳香―アロマパラノイド 作者: 牧野修 出版…