ネコショカ

小説以外の書籍感想はこちら!
2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

海原零

『ブルー・ハイドレード』海原零、未完の第二作

海原零の第二作 2004年刊行。熱血スポ魂フィギュアスケート小説『銀盤カレイドスコープ』が有名な海原零(かいばられい)の二つ目の作品。第一巻のサブタイトルは「融合」である。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 『銀盤カ…

『銀盤カレイドスコープ Vol.9 シンデレラ・プログラム』海原零 圧巻の最終滑走

「銀盤カレイドスコープ」最終巻 2006年刊行。遂に最終巻である。Vol.8との同時発売。バンクーバー五輪フリープログラム+α編。 最後だからということもあるのだろうけど、脇役の至藤、ドミニク、ステイシー、キャンドルにもちゃんと感動的な見せ場が用意さ…

『銀盤カレイドスコープ Vol.8 コズミック・プログラム』海原零 いよいよ残り二冊!

「銀盤カレイドスコープ」ラスト二冊は同時刊行 2006年刊行作品。このシリーズも遂に完結目前。ラストのVol.8はVol.9と合わせての二冊同時刊行であった。 いよいよ次が大ラスの最終巻かと思うとなんだかしみじみしてしまう。 目次を見る限りでは、前巻のVol.…

『銀盤カレイドスコープ Vol.7 リリカルプログラム』海原零 最終章前のインターミッション回

「銀盤カレイドスコープ」シリーズの七作目 2006年刊行作品。熱血フィギュアスケート小説の第七巻。 刊行当時、世の中的にはトリノが終わったばかりなのだが、「銀盤カレイドスコープ」の世界では早くも2009年。前巻のあとがきでは次のバンクーバー編で最後…

『銀盤カレイドスコープ Vol.6 ダブル・プログラム』 ライバルから見たヒロイン像

「銀盤カレイドスコープ」シリーズの六作目 2005年刊行作品。シリーズ六作目。今回はまたしても視点が変わって、かつてのライバルたちが主人公となる。複数の視点を取り入れながら、主人公タズサのキャラクタを立体的に描き出していこうという趣向である。 …

『銀盤カレイドスコープ Vol.5 ルーキー・プログラム』海原零 明快で分かり易いプロレス的なカタルシス

「銀盤カレイドスコープ」シリーズの五作目 2005年刊行作品。シリーズも五作目で、本作で折り返しポイントである。 今回は15歳のジュニアスケーター、キャンドル・アカデミアが登場。タズサ視点とキャンドル視点が切り替わりながらの展開となっている。 あら…

『銀盤カレイドスコープ Vol.4 リトル・プログラム』海原零 今回はノービス編!

「銀盤カレイドスコープ」シリーズの四作目 2005年刊行作品。シリーズ四作目。一作目と二作目で女子シングルスの世界を描き、三作目ではなんとペアスケーティングに挑戦!フィギュアスケートの世界を、多角的に描いていく本シリーズだが、今回はなんとノービ…

『銀盤カレイドスコープ Vol.3 ペア・プログラム』海原零 ペアスケーティング編!

「銀盤カレイドスコープ」シリーズの三作目 2004年刊行。シリーズ三作目。パートナーであったピートを失い、トリノ五輪での活躍を終えてからのタズサの物語である。 あらすじ トリノオリンピック後の世界選手権で二位。世界のトップスケーターへの仲間入りを…

『銀盤カレイドスコープ Vol.2 フリー・プログラム』海原零 トリノ五輪編に突入!

「銀盤カレイドスコープ」シリーズの二作目 2003年刊行。海原零による、「銀盤カレイドスコープ」シリーズの第二作である。 現実を先取りして(当時)、今回はトリノ五輪編である。この時点で作中では2006年の設定になっていた。 あらすじ オリンピック日本…

『銀盤カレイドスコープ Vol.1 ショート・プログラム』海原零 熱血スポ根フィギュア小説

長らく毎週火曜日は西尾維新作品の感想をあげてきた。しかしさすがにそろそろネタ切れ気味なので、今週からは別作家のシリーズ作品感想をアップしていきたい。西尾作品の感想を楽しみにされていた方スミマセン。いずれまたやるので、ちょっと待ってね。 海原…