ネコショカ

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ブックレコメンドへの寄稿始めました

『酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記』恩田陸 初のエッセイ作品!

恩田陸初のエッセイ作品 2005年刊行作品。恩田陸としては初めてのエッセイ作品である。 講談社が発行していた文芸PR誌「IN☆POCKET」誌に2004年1月から10月にかけて連載されていた作品を単行本化したもの。そういえば「IN☆POCKET」もとうとう、休刊になってし…

『暗がりで本を読む』徳永圭子 きっとあなたに届く書評集

現役書店員による書評集 2020年刊行。筆者の徳永圭子(とくながけいこ)は1974年生まれの現役書店員。こちらの記事を読む限りでは丸善の方である様子。「本屋大賞、地域イベントのブックオカなどの本のイベントに実行委員として携わる」とあるので、いわゆる…

『錬金術師の消失』紺野天龍 錬金術×ミステリの第二弾!

「錬金術」シリーズ二作目 2020年刊行作品。『錬金術師の密室』の続篇が早くも登場である。ライトノベル系の作家は筆が早いね。紺野天龍(こんのてんりゅう)としては四作目。 傍若無人な錬金術師テレサ・パラケルススと、彼女に振り回されるエミリア・シュヴ…

『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎はこの作品から始まった!

伊坂幸太郎のデビュー作 2000年刊行作品。いまを時めく伊坂幸太郎(いさかこうたろう)の第一作である。第五回新潮ミステリー倶楽部賞の受賞作品。懐かしのミステリ叢書、新潮ミステリー倶楽部からの刊行であった。 新潮ミステリー倶楽部賞は、日本推理サス…

『天帝妖狐』乙一、文庫版が全くの別作品に!

乙一、二作目の作品 1998年刊行作品。『夏と花火と私の死体』に続く乙一の第二作となる。JUMP j BOOKSからの登場。「A MASKED BALL」はジャンノベルVol-12(1997/5/4号)、「天帝妖狐」はジャンノベルVol-13(1997/9/15号)にそれぞれ掲載されていた作品であ…

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』青柳碧人 昔話×ミステリの第二弾!

西洋の昔話がミステリに! 2020年刊行作品。日本の昔話を下敷きにしたミステリ短編集『むかしむかしあるところに、死体がありました。』で好評を博した青柳碧人(あおやぎあいと)が、今度は西洋のおとぎ話をベースにミステリ短編集を出してきた!『むかしむ…

『新本格魔法少女りすか3』西尾維新 水倉鍵率いる「六人の魔法使い」との死闘が続く

西尾維新『新本格魔法少女りすか』シリーズのあらすじとネタバレ感想。1巻と2巻の感想もあります。 ようやく完結しそうなので嬉しい! 長い間、続きが書かれなかった理由の考察なんかも書いてます。

『裏世界ピクニック』宮澤伊織 ネット怪談×異世界探検のガールミーツガール物語

宮澤伊織作品がハヤカワ文庫に登場 2017年刊行作品。作者の宮澤伊織(みやざわいおり)は2011年の角川スニーカー文庫『僕の魔剣が、うるさい件について』がデビュー作。エスエフ、ライトノベル系のレーベルでの活躍を主としている作家である。 『裏世界ピク…

『錬金術師の密室』紺野天龍 ファンタジー世界を舞台とした特殊設定ミステリ

紺野天龍の第三作 2020年刊行作品。作者の紺野天龍(こんのてんりゅう)は2018年に電撃文庫の『ゼロの戦術師』でデビュー。2019年に同レーベルから『エンドレス・リセット』を上梓。 そして三作目が本作『錬金術師の密室』である。表紙イラストは桑島黎音が担…

『ハンニバルライジング』トマス・ハリス レクター博士のエピソード・ゼロ作品

トマス・ハリスの第五作 2007年刊行作品。オリジナルの米国版は2006年刊で。原題は『Hannibal Rising』とそのまんま。作者のトマス・ハリス(Thomas Harris)は1940年生まれのアメリカ人作家。-著名作家だが、意外に作品の数は少なく、半世紀近いキャリアの中…

『地べたを旅立つ』そえだ信 第10回アガサ・クリスティ賞大賞受賞作

そえだ信のデビュー作 2020年刊行作品。第10回のアガサ・クリスティ賞の大賞受賞作である。作者のそえだ信(そえだしん)は本作がデビュー作となる。 ちなみに、次点となる優秀賞受賞作は宮園ありあの『ヴェルサイユ宮殿の殺人』である。こちらも2021年1月に…

『九度目の十八歳を迎えた君と』浅倉秋成 青春時代からの呪いを解く

2019年刊行作品。『ノワール・レヴナント』『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト(文庫化時に『失恋の準備をお願いします』に改題)『教室が、ひとりになるまで』に続く、浅倉秋成(あさくらあきなり)の第五作である。東京創元社のミステリ・…

『向日葵を手折る』彩坂美月 少女の四年間の成長物語

少女たちの四年間を綴った物語 2020年刊行作品。タイトルの読みは「ひまわりをたおる」。彩坂美月(あやかさかみつき)としては九作目の作品となる。 実業之日本社の文芸誌「紡」の2013年autumn号、2013年winter号、2014年spring号、2014年summer号に連載さ…

『チョコレート工場の秘密』ロアルド・ダール スパイスの効いた児童文学作品

映画化もされた児童文学の名作 ロアルド・ダール(Roald Dahl)は1916年生まれで、1990年に没したイギリスの作家。 第二次大戦中はイギリス空軍のパイロット。戦後は作家として活躍。1960年代からは児童文学にも進出。現在にまで読み継がれるような幾多もの作…

『新本格魔法少女りすか2』西尾維新 心地よい王道展開

※2021/1/6追記 文庫版がリリースされたのに伴い再読中。既にレビュー済の作品だが、加筆修正の上で再アップ! 新本格魔法少女りすかシリーズの第二弾 2005年刊行作品。りすかシリーズ二作目。「ファウスト」のVOL.3とVOL.4に掲載された二作品に書き下ろし一…

『文学少女対数学少女』陸秋槎 二人の関係のその後が気になる!!

陸秋槎の第三作 2020年刊行作品。陸秋槎(りくしゅうさ/ ル・チュウチャ)としては、『元年春之祭』『雪が白いとき、かつそのときに限り』に続く三作目となる。過去二作はハヤカワ・ポケット・ミステリからの登場であったが、本作はハヤカワ文庫からの刊行とな…

2020年に読まれた記事ベスト10 小説感想ブログのアクセス傾向まとめ

あけましておめでとうございます 2020年はコロナ禍のため、3月以降はほぼテレワーク状態だった。引きこもり状態が続き、読書人としてはいつも以上に本が読めた充実した年となってしまった。読書が趣味で良かった!というべきところだろうか。 さて、年始恒例…

2020年に読んで面白かった小説10選

今年ギリギリになってしまったが、恒例の年間ベスト企画、昨日のマンガ編に続いて小説編をお届けしたい。「2020年に出た作品」ではなく、「2020年に読んだ本」が対象なのでその点は注意。また、特に順位などはつけていない。 このページに関してはネタバレな…

2020年に読んで面白かったマンガ9選

恒例の「〇〇年に読んで面白かった」シリーズ。今年はマンガ編からスタートである。コロナ禍のおかげで、今年はネットカフェに籠ることがほとんど出来ず、結果として影響を受けたのがマンガ本の読了減少であった。その分、一般書籍の読了数は増えたのだけど…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(4)『悪霊はひとりぼっち』と『ゴーストハント4』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ四回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズ。本日ご紹介するのはシリーズ第四作『悪霊はひとりぼっち(ゴーストハント4)』である。 『悪霊はひと…

『さようならアルルカン/白い少女たち』氷室冴子の初期作品集 幻の四編を初収録

最初期の氷室冴子作品が読める! 2020年刊行作品。氷室冴子デビューの契機となった「小説ジュニア青春小説新人賞」佳作入選作の「さようならアルルカン」に、初文庫作品『白い少女たち』、更に集英社の若年層向け小説誌「小説ジュニア」(雑誌「Cobalt」の前…

『新本格魔法少女りすか』西尾維新 魔法少女×ミステリの魅力

※2020/12/26追記 最終巻を読むために、一巻から再読をしています。なにせ十数年ぶりなので。とりあえず一巻を読み切ったのでレビューを刷新!二巻以降も随時レビューを修正していくのでしばらくお待ちを 西尾維新が描く”魔法少女” 2004年刊行作品。「ファウ…

『阿修羅ガール』舞城王太郎 第16回三島由紀夫賞受賞作

三島由紀夫賞受賞作 2003年1月刊行作品。『煙か土か食い物』『暗闇の中で子供』『世界は密室でできている。』『熊の場所』に続く、舞城王太郎五作目の作品となる。講談社以外から出版された始めての作品でもある。 阿修羅ガール 作者:舞城 王太郎 メディア: …

『さらわれたい女』歌野晶午 脱新本格の流れの中で

角川⇒講談社⇒角川と版元が変わった作品 本作に関しては、まず最初に、1992年にカドカワノベルズ版(←懐かしいレーベル!)が刊行されている。 さらわれたい女 (カドカワノベルズ) 作者: 歌野晶午 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1992/01 メディア: 新書 …

『深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説』辻真先 『たかが殺人じゃないか』の前日譚

那珂一兵登場作品 2018年刊行作品。作者の辻真先(つじまさき)はアニメーション作品の脚本家として知る方が多いだろう。『鉄腕アトム』時代からの生き残りだから業界最古参。しかも、現在でも『名探偵コナン』の脚本を手掛けるなど、未だに現役で活躍してい…

『俺が近所の公園でリフティングしていたら』矢田容生 2ちゃんねらー感動の熱血サッカー小説

2ちゃんねる発のサッカー小説 2006年刊行。2ちゃんねるの国内サッカー板に連載されていた作品を加筆修正の上で商業出版化したもの。作者の矢田容生(やたひろお)は1971年生まれ。2020年現在、著作は本作のみであるようだ。ちなみに文庫化もされていないが…

『トネイロ会の非殺人事件』小川一水、初のミステリ作品集!

小川一水はミステリも書く! 2012年刊行作品。光文社の小説誌「小説宝石」に2009年~2011年にかけて掲載された三篇を収録したもの。エスエフ作家として知られる小川一水(おがわいっすい)としては珍しいミステリ作品集である。 トネイロ会の非殺人事件 作者…

『島津奔る』池宮彰一郎 島津家視点で描いた関ヶ原合戦

現在では入手困難な作品 1998年刊行作品。池宮彰一郎(いけみやしょういちろう)としては六作目の作品。 池宮彰一郎は1923年生まれ。脚本家として映画、テレビドラマの世界で活躍。1992年の映画化もされた『四十七人の刺客』から小説家としても活躍を開始し…

『九杯目には早すぎる』蒼井上鷹 ショボイ動機にせせこましい犯罪

短編小説の名手、蒼井上鷹のデビュー作 2005年刊行。蒼井上鷹は双葉社が主催する、小説推理新人賞を2004年に受賞してデビューした方。個人的には短編小説の良い書き手という印象の作家さんである。著作の中でも、短編作品の占める割合がかなり多い。 名前は…

『法廷遊戯』五十嵐律人 第62回メフィスト賞受賞作

五十嵐律人のデビュー作 2020年刊行作品。第62回のメフィスト賞受賞作である。 作者の五十嵐律人(いがらしりつと)は1990年生まれ。巻末のプロフィールによると、東北大卒で司法試験合格とある。講談社の文芸サイトtree掲載の「森 博嗣 × 五十嵐律人 往復書…