ネコショカ

毎日夜20時更新。ネコショカは猫の書架
雑食系の書評Blogです。なんでも節操なく読んでます
基本ネタバレありなので注意してね

トマス・H・クック

『夏草の記憶』トマス・H・クック、屈指のビターエンド作品

2000年版「このミス」海外部門で第三位 1999年刊行。トマス・H・クックは1947年生まれのアメリカ人作家。本作が12作目。オリジナルの米国版1995年の刊行。原題は「Breakheart Hill」である。2000年版「このミス」海外部門で第三位に入った作品。 本作は1960年…

トマス・H・クック『心の砕ける音』対照的な兄弟と運命の女

WOWOWでドラマ化された作品 2001年刊行作品。「このミス2002」の海外部門第五位の作品。オリジナルの米国版は2000年刊行で、原題は『 Places in the Dark』である。 以前に紹介した『緋色の記憶』同様に、本作も鈴木京香をヒロインに据えて、WOWOWにてドラマ…

トマス・H・クック『石のささやき』家庭内で起きた悲劇

現代を舞台としたクック作品 2007年刊行。クックお得意の回想型ミステリ。原題は『The Murmur of Stones』。 クック作品と言えば、20世紀前半~中盤くらいを舞台とした話が多かった印象である。本作では珍しく物語の舞台が現代なので、これまで読んできた作…

平穏なままに年齢を重ねていくことへの怖れ、トマス・H・クック『死の記憶』

過去から蘇る「死の記憶」 1999年刊行。オリジナルの米国版は1993年に刊行されている。ちなみに、原題はまさにそのまんまな『Mortal Momory』である。 書影の帯を見て頂くとわかると思うが、『緋色の記憶』のトマス・H・クックとある。つまり日本国内では『緋…

トマス・H・クック「夜の記憶」幼き日の心の闇に向き合うこと

過去と現実、虚構と真実が混ざり合う幼い日の物語 今週のお題「読書の秋」もそろそろ終盤。というか、このお題いつまで続くの?ま、読書Blog的にはありがたいけど。 さて、本日ご紹介するのはトマス・H・クックのこちらの作品。クック作品を紹介するのは前回の…

『緋色の記憶』追憶の中の物語、トマス・H・クック

アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)受賞作 緋色の記憶 (文春文庫) 作者: トマス・H.クック,Thomas H. Cook,鴻巣友季子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1998/03/01 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 23回 この商品を含むブログ (39件) を見る 1998…