ネコショカ

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恋愛小説

『か「」く「」し「」ご「」と「』住野よる 五人の高校生男女の群像劇

住野よるの第四作 2017年刊行作品。『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』に続く第四作である。新潮社の文芸誌「小説新潮」の2015年~2016年にかけて連載されていた作品を加筆修正のうえで単行本化したものである。 おススメ…

『少女七竈と七人の可愛そうな大人』桜庭一樹 大人になってから読むと身につまされる作品

一般文芸の世界で輝き始めた頃の桜庭一樹作品 桜庭一樹(さくらばかずき)は1971年生まれの女性作家。1990年代に山田桜丸(やまださくらまる)名義で、ライター、ノベライズ作家、ゲームシナリオ作家として活躍。1999年に『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガー…

『ライオンハート』恩田陸 時空を超えて何度も廻り逢う男女の物語

20世紀最後に刊行された恩田陸作品 新潮社の小説誌『小説新潮』に1990年~2000年にかけて掲載された、五編の作品をまとめたもの。奇しくも連載中にSMAPの「らいおんハート」発売されているが、関係はない。 単行本版は2000年12月に刊行された。個人的には20…

『恋愛今昔物語』と『恋愛風土記』 佐々木丸美とマンガ原作のお仕事

地道に続けている佐々木丸美作品の全作感想企画だが、全17作中、今回が12回目。そろそろ後半戦というところだろうか。 昔話を題材にした恋愛小説集 『恋愛今昔物語(れんあいこんじゃくものがたり)』は1979年9月刊行作品。刊行順としては『花嫁人形』と『夢…

『忘れないと誓ったぼくがいた』平山瑞穂の第二作は切なさあふれる恋愛小説

平山瑞穂の第二作品 2006年刊行作品。『ラス・マンチャス通信』の平山瑞穂が、ファンタジーノベル大賞受賞後一年半の空白を経て上梓した二作目が本書である。 忘れないと誓ったぼくがいた 作者:平山 瑞穂 発売日: 2006/02/20 メディア: 単行本 新潮文庫版は20…

『ハローサマー、グッドバイ』マイクル・コーニー ラスト50ページからの衝撃!

マイクル・コーニー『ハローサマー、グッドバイ』(河出文庫)のネタバレ感想。 残り50ページからのどんでん返しがマジで凄まじい!青春恋愛小説としての魅力、伏線についても考察しています。

『恋する女たち』氷室冴子 原作小説版+映画版・マンガ版も解説!

氷室冴子『恋する女たち』のネタバレ感想、あらすじ、カバーデザインの違い、物語の舞台となった岩見沢についてのご当地ネタを収録。斉藤由貴主演、1986年の映画版や、1987年のマンガ版との違いについても解説しています。

『夢館』佐々木丸美「館」シリーズ3部作を読む(3)

書く書くと言っておきながら、なかなか書けず、とうとう元号が変わり令和である(皆さまよろしくお願いします)。 さて、令和になって最初の更新だが、昭和の名作を紹介するシリーズ、佐々木丸美編、七作目の登場である。 二時代前の作品をすることになって…

『君の膵臓をたべたい』住野よる ネタバレ感想、映画版はここが違う!

累計260万部超の大ベストセラー作品 2015年刊行。住野よるのデビュー作である。本作はデビュー前に、各出版社の賞に応募するも入選には至らず、小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載したところ、次第に評判となり書籍化に至った。「小説家になろう」出身…

もうひとつの『秒速5センチメートル』ノベライズ~one more side

加納新太版の『秒速5センチメートル』ノベライズ 新海誠監督『秒速5センチメートル』のノベライズ小説については、以前に感想を書いた。こちらは監督の新海誠自身が手掛けたノベライズ作品であったが、『秒速5センチメートル』については、もう一冊全く別…

『小説 秒速5センチメートル』新海誠版ノベライズに込められた「救済」

新海誠の『小説 秒速5センチメートル』のネタバレ感想、あらすじと考察。映画版に比べると救済感が強い後世になっている、小説版の内容を深読み。影響を受けたと思われる、『君の名は。』の結末についても触れています。

佐々木丸美『風花の里』 「孤児」シリーズ4部作を読む(4)おまけ付

12月中旬には読み終わっていたのだが、年末年始企画を挟んでしまったので、感想をお届けするのが遅くなってしまった。『雪の断章』『忘れな草』『花嫁人形』と読み進めてきた、佐々木丸美の「孤児」シリーズ、最後の一冊である『風花の里』をご紹介しよう。 …

佐々木丸美『花嫁人形』 「孤児」シリーズ4部作を読む(3)

佐々木丸美作「孤児」シリーズの三作目。『花嫁人形』の感想と考察。 1979年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズの他作品の感想もあり。

佐々木丸美『忘れな草』 「孤児」シリーズ4部作を読む(2)

佐々木丸美作「孤児」シリーズの二作目。『忘れな草』の感想と考察。 1978年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズの他作品の感想もあり。

阿部暁子『また君と出会う未来のために』失われた絆の再生

『どこよりも遠い場所にいる君へ』の続編が登場 2018年刊行。昨年出た、『どこよりも遠い場所にいる君へ』の4年後を描いた続編的な作品。主人公は異なるが、前作の主な登場人物たちも登場するので、ご安心を。 また君と出会う未来のために (集英社オレンジ文…

『どこよりも遠い場所にいる君へ』阿部暁子 人の優しさが心にしみるボーイミーツガール

『どこよりも遠い場所にいる君へ』のネタバレ感想。作品の考察と、作者・阿部暁子の経歴を紹介。 もう一つのエピローグ「天国へ続く橋」 続篇『また君と出会う未来のために』の感想もあります。

佐々木丸美『雪の断章』 「孤児」シリーズ4部作を読む(1)

佐々木丸美のデビュー作。そして「孤児」シリーズの一作目。監督・相米慎二、主演・斉藤由貴で映画化もされた『雪の断章』の感想と考察。映画版のキャスト一覧、コメント。 1975年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズ…