2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
車いすテニスの世界を描いた、阿部暁子『パラ・スター Side 百花/Side 宝良』のあらすじ。長文ネタバレ感想。関連リンクも掲載。
司馬遼太郎の長州モノ 1971年刊行作品。1969年2月から1970年12月にかけて朝日新聞社の「週刊朝日」に連載されたていた作品をまとめたもの。タイトルは『世に棲む日日』であって、『世に棲む日々』ではないので注意。 現在は文春文庫版(改版)が世に出ており…
「錬金術」シリーズ二作目 2020年刊行作品。『錬金術師の密室』の続篇が早くも登場である。ライトノベル系の作家は筆が早いね。紺野天龍(こんのてんりゅう)としては四作目。 傍若無人な錬金術師テレサ・パラケルススと、彼女に振り回されるエミリア・シュヴ…
伊坂幸太郎のデビュー作 2000年刊行作品。いまを時めく伊坂幸太郎(いさかこうたろう)の第一作である。第五回新潮ミステリー倶楽部賞の受賞作品。懐かしのミステリ叢書、新潮ミステリー倶楽部からの刊行であった。 新潮ミステリー倶楽部賞は、日本推理サス…
乙一、二作目の作品 1998年刊行作品。『夏と花火と私の死体』に続く乙一の第二作となる。JUMP j BOOKSからの登場。「A MASKED BALL」はジャンノベルVol-12(1997/5/4号)、「天帝妖狐」はジャンノベルVol-13(1997/9/15号)にそれぞれ掲載されていた作品であ…
西尾維新『新本格魔法少女りすか』シリーズのあらすじとネタバレ感想。1巻と2巻の感想もあります。 ようやく完結しそうなので嬉しい! 長い間、続きが書かれなかった理由の考察なんかも書いてます。
宮澤伊織作品がハヤカワ文庫に登場 2017年刊行作品。作者の宮澤伊織(みやざわいおり)は2011年の角川スニーカー文庫『僕の魔剣が、うるさい件について』がデビュー作。エスエフ、ライトノベル系のレーベルでの活躍を主としている作家である。 『裏世界ピク…
紺野天龍の第三作 2020年刊行作品。作者の紺野天龍(こんのてんりゅう)は2018年に電撃文庫の『ゼロの戦術師』でデビュー。2019年に同レーベルから『エンドレス・リセット』を上梓。 そして三作目が本作『錬金術師の密室』である。表紙イラストは桑島黎音が担…
トマス・ハリスの第五作 2007年刊行作品。オリジナルの米国版は2006年刊で。原題は『Hannibal Rising』とそのまんま。作者のトマス・ハリス(Thomas Harris)は1940年生まれのアメリカ人作家。-著名作家だが、意外に作品の数は少なく、半世紀近いキャリアの中…
映画化もされた児童文学の名作 ロアルド・ダール(Roald Dahl)は1916年生まれで、1990年に没したイギリスの作家。 第二次大戦中はイギリス空軍のパイロット。戦後は作家として活躍。1960年代からは児童文学にも進出。現在にまで読み継がれるような幾多もの作…
※2021/1/6追記 文庫版がリリースされたのに伴い再読中。既にレビュー済の作品だが、加筆修正の上で再アップ! 新本格魔法少女りすかシリーズの第二弾 2005年刊行作品。りすかシリーズ二作目。「ファウスト」のVOL.3とVOL.4に掲載された二作品に書き下ろし一…
あけましておめでとうございます 2020年はコロナ禍のため、3月以降はほぼテレワーク状態だった。引きこもり状態が続き、読書人としてはいつも以上に本が読めた充実した年となってしまった。読書が趣味で良かった!というべきところだろうか。 さて、年始恒例…