ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

飛鳥部勝則

『殉教カテリナ車輪』飛鳥部勝則 図像学×ミステリの面白さ

飛鳥部勝則の第一作品 1998年刊行作品。第九回鮎川哲也賞受賞作品。飛鳥部勝則(あすかべかつのり)のデビュー作である。宝島社の99年版「このミステリーがすごい!」では国内部門の12位、「本格ミステリ・ベスト10」で3位にそれぞれランクインしている。 作…

『バラバの方を』飛鳥部勝則らしい、退廃感の漂う一作

アンモラル感漂う「らしい」作品 2002年刊行。飛鳥部勝則(あすかべ つのり)7作目の長編作品。トクマ・ノベルズより。残念ながら文庫化はされていない。 いつもながら退廃感漂いまくりの飛鳥部勝則作品である。人間失格寸前のエキセントリックな登場人物た…

『バベル消滅』飛鳥部勝則 殺人現場に残された「バベルの塔」の謎

飛鳥部勝則の第二作 1999年刊行作品。『殉教カテリナ車輪』に続く飛鳥部勝則(あすかべ かつのり)の第二作である。前作は第9回の鮎川哲也賞を授賞しており、本作は授賞後第一作となる。 バベル消滅 (書き下ろし新本格ミステリー) 作者:飛鳥部 勝則 メディ…