ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

歌野晶午

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 事前情報なしで一気に最後まで読んで欲しい名作

2003年の国内ミステリ界を席巻した名作 2003年刊行作品。この年の「 このミステリーがすごい! 」と「本格ミステリベスト10」でいずれも第一位。「週刊文春 推理小説ベスト10」では第二位。更に第4回本格ミステリ大賞と、第57回の日本推理作家協会賞を受賞し…

『安達ヶ原の鬼密室』歌野晶午 凝った構成の本格ミステリ短編集

週刊文春&本格ミステリ・ベスト10でそれぞれ20位 2000年刊行作品。作者の歌野晶午(うたのしょうご)は1961年生まれのミステリ作家。本作はこの年の「週刊文春ミステリーベスト10」及び、「本格ミステリ・ベスト10」でそれぞれ第20位に入っている。最初は講…

『ROMMY 越境者の夢』歌野晶午の初期作品

歌野晶午が新しい作風にチャレンジし始めたころの作品 1995年作品。最初は講談社ノベルスから登場。 『長い家の殺人』『白い家の殺人』『動く家の殺人』などの一連の信濃譲二シリーズで、新本格ムーブメントを担う一人としてデビューした歌野晶午(うたのし…

『さらわれたい女』歌野晶午 脱新本格の流れの中で

角川⇒講談社⇒角川と版元が変わった作品 本作に関しては、まず最初に、1992年にカドカワノベルズ版(←懐かしいレーベル!)が刊行されている。 さらわれたい女 (カドカワノベルズ) 作者: 歌野晶午 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1992/01 メディア: 新書 …

『家守』テーマは"家"、歌野晶午の短編集を読む 

歌野晶午の短編集 2003年刊行作品。カッパ・ノベルスからの登場。 1998年から2003年にかけて「メフィスト」「ジャーロ」に発表された作品をまとめたもの。”家”をテーマにした短編集である。 家守 (カッパ・ノベルス) 作者:歌野 晶午 発売日: 2003/11/18 メデ…