エッセイ
濃厚な練馬愛に包まれる至福?の一冊 1992年刊行作品。作者の新井素子は練馬生まれの練馬育ち。高校は練馬区上石神井にある井草高校で、大学は立教。西武池袋線文化圏にどっぷり浸かって生きてきたような人間で、とにかく地元大好き。濃厚なネリマ愛が全編に…
エッセイストとしての氷室冴子 氷室冴子(ひむろさえこ)は1977年のデビュー以来、少女向けの小説レーベル、コバルト文庫を中心として活動を続けていた。大ヒット作『なんて素敵にジャパネスク』などのおかげで、小説作品ばかりが目につくが、エッセイの類も…
恩田陸初のエッセイ作品 2005年刊行作品。恩田陸としては初めてのエッセイ作品である。 講談社が発行していた文芸PR誌「IN☆POCKET」誌に2004年1月から10月にかけて連載されていた作品を単行本化したもの。そういえば「IN☆POCKET」もとうとう、休刊になってし…
現役書店員による書評集 2020年刊行。筆者の徳永圭子(とくながけいこ)は1974年生まれの現役書店員。こちらの記事を読む限りでは丸善の方である様子。「本屋大賞、地域イベントのブックオカなどの本のイベントに実行委員として携わる」とあるので、いわゆる…
新井素子、25歳から34歳時代のエッセイ 1994年刊行作品。単行本版は廣済堂出版から。 主として廣済堂出版の「クロスワードクラブ」に掲載されていたエッセイをまとめたもの。一番古い記事はなんと1985年。最新の記事で1994年なので、けっこう執筆年代には幅…