ネコショカ

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『紫式部の父親たち』繁田信一
書簡集『雲州消息』から文人貴族の日常を知る

エッセイ

『暗がりで本を読む』徳永圭子 きっとあなたに届く書評集

現役書店員による書評集 2020年刊行。筆者の徳永圭子(とくながけいこ)は1974年生まれの現役書店員。こちらの記事を読む限りでは丸善の方である様子。「本屋大賞、地域イベントのブックオカなどの本のイベントに実行委員として携わる」とあるので、いわゆる…

『たべもの芳名録』神吉拓郎 直木賞作家による昭和のグルメエッセイで食を満喫

美味しいものを食べたくなるエッセイ 新潮社の小説誌「小説新潮」に1979年1月号から1980年12月号にかけて連載された、エッセイ「食物ノート」を書籍化したもの。単行本版は新潮社から出ている。1984年の刊行。 筆者の神吉拓郎(かんきたくろう)は1928年生ま…

『人間臨終図巻』山田風太郎 総計923人の死にざまを綴った異色作

古今東西の偉人たちの死にざま 筆者の山田風太郎(やまだふうたろう)は、1922年生まれの小説家。ミステリ作品から、忍法帖シリーズや室町モノ、明治モノと膨大な小説作品を残したこの作家だが、本作のようなエッセイ(と言っていいのかな?)作品も残してい…

『冴子の東京物語』氷室冴子 電話(イエデン)全盛時代の昭和エッセイ

氷室冴子のファーストエッセイ本 1987年刊行作品。まずは集英社から単行本版が発売。挿画は永沢まこと。 集英社のPR誌『青春と読書』の1985年2月号~1987年3月号にかけて連載されていた作品をまとめたもの。氷室冴子(ひむろさえこ)初のエッセイ作品であり…

『『恐怖の報酬』日記 酩酊混乱紀行』恩田陸 飛行機嫌いの作家がイギリスへ!

恩田陸初のエッセイ作品 2005年刊行。講談社がかつて発行していた月刊文芸PR誌「IN☆POCKET」に2004年1月から10月にかけて連載されていた作品を単行本化したもの。 装丁はダイヤモンドビッグ社の有名な旅行ガイド『地球の歩き方』を多分にパロった仕様となっ…

『冴子の母娘草』氷室冴子 母と娘の埋められない溝を描いたエッセイ

氷室冴子の捧腹絶倒エッセイが復刊! 1993年刊行作品。集英社のPR誌「青春と読書」に連載されていたものをまとめたもの。タイトルは「さえこのははこぐさ」と読む。氷室冴子(ひむろさえこ)のエッセイ作品としては七冊目の作品となる。イラストは宇田川のり…

『ネリマ大好き』新井素子 練馬生まれ、練馬育ち、練馬在住民による練馬大好きエッセイ

濃厚な練馬愛に包まれる至福?の一冊 1992年刊行作品。作者の新井素子は練馬生まれの練馬育ち。高校は練馬区上石神井にある井草高校で、大学は立教。西武池袋線文化圏にどっぷり浸かって生きてきたような人間で、とにかく地元大好き。濃厚なネリマ愛が全編に…

『いっぱしの女(新版)』氷室冴子の30年前のエッセイが復刊!

エッセイストとしての氷室冴子 氷室冴子(ひむろさえこ)は1977年のデビュー以来、少女向けの小説レーベル、コバルト文庫を中心として活動を続けていた。大ヒット作『なんて素敵にジャパネスク』などのおかげで、小説作品ばかりが目につくが、エッセイの類も…

『近頃、気になりませんか?』新井素子、四冊目のエッセイ作品

新井素子、25歳から34歳時代のエッセイ 1994年刊行作品。単行本版は廣済堂出版から。 主として廣済堂出版の「クロスワードクラブ」に掲載されていたエッセイをまとめたもの。一番古い記事はなんと1985年。最新の記事で1994年なので、けっこう執筆年代には幅…