ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

アニメ

『少女革命ウテナ1・2』大河内一楼 未完に終わった「ウテナ」ノベライズ(小説版)

『少女革命ウテナ』を知っているか? 『少女革命ウテナ』は1997年に放映されたアニメーション作品だ。性別や社会的な役割、規範、抑圧からの解放を描き、在りたい自分として生きて良いことを高らかに謳いあげた。現代ではあたりまえのようになっているジェン…

もうひとつの『秒速5センチメートル』ノベライズ~one more side

加納新太版の『秒速5センチメートル』ノベライズ 新海誠監督『秒速5センチメートル』のノベライズ小説については、以前に感想を書いた。こちらは監督の新海誠自身が手掛けたノベライズ作品であったが、『秒速5センチメートル』については、もう一冊全く別…

『ラーゼフォン 時間調律師』神林長平 神林ワールド全開のシェアワールドノベル

アニメ『ラーゼフォン』のシェアワールドノベル 2002年刊行作品。今は亡き徳間デュアル文庫からの登場。 作者の神林長平(かんばやしちょうへい)は1953年生まれのエスエフ作家。 『ラーゼフォン』は2002年に放映されたアニメーション作品。『エヴァンゲリオ…

『小説 秒速5センチメートル』新海誠版ノベライズに込められた「救済」

新海誠の『小説 秒速5センチメートル』のネタバレ感想、あらすじと考察。映画版に比べると救済感が強い構成になっている、小説版の内容を深読み。影響を受けたと思われる、『君の名は。』の結末についても触れています。

『エンタングル:ガール』高島雄哉 アニメ『ゼーガペイン』のスピンアウトノベル!

『ゼーガペイン』の語られざるエピソード 2019年刊行作品。もともとはサンライズのWebサイト矢立文庫に『エンタングル:ガール 舞浜南高校映画研究部』のタイトルで、2016年~2017年にかけて連載されていた作品を大幅に加筆修正のうえで単行本化したもの。 …

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』富野由悠季 劇場版でどう変えてくるのかが気になる!

祝☆劇場版『閃光のハサウェイ』上映開始! コロナ禍で延び延びになっていたが、劇場版『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の上映がようやく開始となった。 本日は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の小説版の感想を改めて、お届けしたい(過去記事の…

『エヴァンゲリオンの夢』碩学・大瀧啓裕のガチ考察本

あの大瀧先生がTV版「エヴァ」をガチで解読 テレビ版の『新世紀エヴァンゲリオン』が放映されていたのは1995年~96年にかけてのこと。なんともかれこれ四半世紀も前のことになる。 そして、『エヴァンゲリオンの夢』は2000年に刊行されている。『新世紀エヴ…