ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

牧野修

『傀儡后』牧野修 醜悪さも突き詰めると美に変る

日本SF大賞受賞作品 2002年刊行作品。同年の第23回日本SF大賞を受賞。そして、ベストSF2002では国内部門8位にランクインしている作品である。作者の牧野修(まきのおさむ)は1958年生まれのエスエフ作家。単行本版はハヤカワSFシリーズ Jコレクションの一冊…

『アロマパラノイド 偏執の芳香』牧野修 めくるめくる電波の世界

「ベストSF1999」国内部門6位 1999年刊行作品。単行本はアスキーから発売されており、当時のタイトルは『偏執の芳香 アロマパラノイド』 であった。「ベストSF1999」の国内部門で第6位にランクインしている。作者の牧野修(まきのおさむ)は1958年生まれのエ…

『アシャワンの乙女たち』牧野修 まさかの『超人バロム・1』パロディ

牧野修による最後のソノラマ作品 2004年刊行作品。牧野修はソノラマ文庫から作品を三冊刊行している。一冊目が、1995年の『プリンセス奪還―トウキョウ・バトル・フリークス』。二冊目が、2003年の『乙女軍曹ピュセル・アン・フラジャーイル』。そして最後の…

ジャンヌダルクの忌日に読みたい『乙女軍曹ピュセル・アン・フラジャーイル』牧野修

先日、グインサーガ外伝として、牧野修による『リアード武俠傳奇・伝』をご紹介した。しかしながら牧野修オリジナルの作品を、まだ当Blogでは紹介していなかった。よって、本日はこちらの作品をお届けしたい。 乙女で軍曹?異形のジャンヌダルクの物語 2003…

グイン・サーガ外伝24巻『リアード武俠傳奇・伝』牧野修

栗本薫亡きあとのグインサーガ外伝第二作 本日は、先週の久美沙織『星降る草原』に続いて、牧野修によるグインサーガ外伝『リアード武俠傳奇・伝』(りあーどぶきょうでんき・でん)をご紹介したい。 2012年刊行作品である。 本作も、栗本薫の配偶者であった…