ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

秋山瑞人

『ミナミノミナミノ』秋山瑞人 謎の島での真夏のボーイミーツガール

「イリヤっぽい話」として書かれた作品 2005年刊行作品。作品単位で考えると、『E.G.コンバット』『鉄コミュニケイション』『猫の地球儀』『イリヤの空 UFOの夏』に続く、秋山瑞人(あきやまみずひと)の五作目の作品になる。 また夏のボーイミーツガールも…

『龍盤七朝 DRAGONBUSTER 02』秋山瑞人最後の作品?

四年かかってようやく第二巻が登場 2012年刊行作品。前作『龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01』が2008年刊行だったので、なんと四年ぶりの新刊!わたしは、この時期、小説を全く読んでいなかったので、発売されていたことに全く気付いていなかった。よもや、続きを読…

『龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01』秋山瑞人の中華ファンタジー

三年間のブランク後の新シリーズ 2008年刊行作品。以前に紹介した『ミナミノミナミノ』から数えると、なんと秋山瑞人としては、三年ぶりに出た新刊が本作である。 一巻だけ出てその後三年間、何の音沙汰もなかった『ミナミノミナミノ』はいらない子であった…

「おれはミサイル」「海原の用心棒」秋山瑞人の文庫未収録作品を紹介

ライトノベルの軛から解き放たれた秋山瑞人作品 先日の『龍盤七朝 DRAGONBUSTER 02』で秋山瑞人(あきやまみずひと)の全6作14冊の作品レビューを終えた。しかし、秋山瑞人には文庫に収録されていない作品が二つある。本日この二作についてご紹介したい。 秋…

『猫の地球儀』秋山瑞人 知性を持った猫たちの切ない物語

秋山瑞人『猫の地球儀』(電撃文庫、2000年作品)のネタバレ感想、あらすじ、考察などを載せています。

『E.G.コンバット』秋山瑞人、未完のデビュー作、『E.G. Final』はいつ出るんだ~

秋山瑞人、未完の大作「E.G.コンバット 」1~3のあらすじと感想。完結編Finalについての情報についても書きました。

『鉄(くろがね)コミュニケイション』秋山瑞人の第二作はノベライズの域を超えた傑作!

電撃G's文庫から電撃文庫に移籍した作品 1998年刊行。『鉄(くろがね)コミュニケイション』は秋山瑞人(あきやまみずひと)の第二作品である。 最初は電撃文庫で、美少女系のノベライズ等を専門に出していた電撃G's文庫から世に出ている。それがこちら。1巻…

秋山瑞人全作品紹介!全6作14冊+2編

おススメ秋山作品の紹介。『イリヤの空 UFOの夏』『EGコンバット』『鉄コミュニケイション』『猫の地球儀』『ミナミノミナミノ』『龍盤七朝 DRAGONBUSTER 』詳細感想へのリンク付き。文庫未収録の二作品についても紹介。

『イリヤの空 UFOの夏 その4』終わらない夏の日を終わらせる

シリーズ最終作、夏の日の終わり 2003年刊行作品。『電撃HP』20号~24号に連載された4話にエピローグ分を書き下ろしで追加。4冊目の本巻が最終巻となる。 あらすじ 伊里野との逃避行が始まった。追っ手を逃れ束の間の安息を得た二人に訪れた悲劇を描く「夏休…

秋山瑞人『イリヤの空 UFOの夏 その3』最後の日常エピソード

シリーズ三作目、平穏な日常の終焉 2002年作品。シリーズ第三弾。『電撃HP』掲載の作品をまとめたものである。 表紙絵のスクーターにはブレーキレバーが書かれておらず、もはや止まることができない、過酷な運命へと向けて突き進むイリヤの姿を象徴したもの…

『イリヤの空 UFOの夏 その2』終わらない夏の日の物語

シリーズ二作目は文化祭巻! 2001年刊行作品。前作『イリヤの空 UFOの夏 その1』から僅か1ヶ月で早くも続巻が出ていた。当時はこんなに短い間隔で秋山瑞人の新刊が読めていたのである(遠い目)。 でもまあ、元は雑誌連載作品だから順当に出て当然か。…

秋山瑞人『イリヤの空 UFOの夏 その1』ライトノベルのオールタイムベスト

秋山瑞人の四作目にして最高傑作 2001年刊行。『E.G.コンバット』『鉄コミュニケイション』『猫の地球儀』に続く第4作。オリジナル作品としてはこれが第2作となる。ゼロ年代を代表するライトノベル作品であり、オールタイムベストをやっても上位に食い込んで…