ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

平山瑞穂

『忘れないと誓ったぼくがいた』平山瑞穂の第二作は切なさあふれる恋愛小説

平山瑞穂の第二作品 2006年刊行作品。『ラス・マンチャス通信』の平山瑞穂(ひらやまみずほ)が、ファンタジーノベル大賞受賞後一年半の期間を経て上梓した二作目が本書である。 忘れないと誓ったぼくがいた 作者:平山 瑞穂 新潮社 Amazon 新潮文庫版は2008年…

『ラス・マンチャス通信』平山瑞穂 第16回日本ファンタジーノベル大賞受賞作

異端として彷徨い続ける男の物語 2004年刊行。第16回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。平山瑞穂(ひらやまみずほ)のデビュー作である。 連作短編形式。幻想小説でありながらホラーの要素もあって、終わってみればビルドゥングスロマン的な側面も多分…

『シュガーな俺』平山瑞穂の三作目はまさかの糖尿病小説

自身の体験を元にした糖尿病小説! 2006年刊行。『ラス・マンチャス通信』『忘れないと誓ったぼくがいた』に続く、平山瑞穂の三作目。 帯のコピー曰く、なんと世界初の糖尿病小説らしい。33歳の若さで糖尿病と診断されてしまった作者自身の経験に基づくオート…