ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

石持浅海

『月の扉』石持浅海、ハイジャック機の中に密室死体!

「座間味くん」が登場する最初の作品 2003年刊行作品。光文社の新書レーベル、カッパ・ノベルスからの刊行だった。 2002年に『アイルランドの薔薇』でデビューした、石持浅海(いしもちあさみ)の二作目である。2004年版の「このミス」で国内編の第8位、「本…

『アイルランドの薔薇』石持浅海はここから始まった

石持浅海、最初の作品 2002年刊行。石持浅海(いしもちあさみ)のデビュー作である。光文社のメフィスト賞とも言える、KAPPA-ONE登龍門(かっぱわんとうりゅうもん)の第一期作品でもある。 アイルランドの薔薇 (カッパ・ノベルス―カッパ・ワン) 作者:石持 …

『水の迷宮』石持浅海 水族館を舞台としたミステリ作品

ノベルス版の表紙は特殊なデザインだった 2004年刊行作品。『アイルランドの薔薇』『月の扉』に続く石持浅海(いしもちあさみ)の三作目である。 本作のノベルス版の装丁はちょっと凝っていた。全体の2/3を帯が覆っていて、これを外すとカバーは真っ白。実質…

『セリヌンティウスの舟』石持浅海 人を信じるということは……

石持浅海の六作目 2005年刊行作品。石持浅海(いしもちあさみ)作品としては、『アイルランドの薔薇』『月の扉』『水の迷宮』『BG、あるいは死せるカイニス』『扉は閉ざされたまま』に続く第六作となる。 セリヌンティウスの舟 (カッパノベルス) 作者:石持 …

『心臓と左手 座間味くんの推理』石持浅海 特異なキャラクターたちが登場する連作短編集

座間味くんシリーズの第二作 2007年刊行作品。光文社のカッパ・ノベルスからの登場。2004年から2007年にかけて小説誌「小説宝石」に掲載されていた諸作品群をまとめたもの。『月の扉』で登場した座間味(ざまみ)くんを主人公とした連作短編集となっている。 …

『君の望む死に方』石持浅海 碓氷優佳シリーズの第二弾

碓氷優佳が再登場! 2008年刊行作品。碓氷優佳(うすいゆか)を探偵役とする、シリーズの二作目。『扉は閉ざされたまま』の続編にあたる作品である。最初は祥伝社のノン・ノベルからの登場であった。 君の望む死に方 (ノン・ノベル) 作者:石持 浅海 メディア:…

『扉は閉ざされたまま』石持浅海 碓氷優佳、初登場作品!

碓氷優佳シリーズの一作目 2006年刊行作品。石持浅海(いしもちあさみ)は2002年に『アイルランドの薔薇』でデビューして、以後年一冊ペースで良作を配給(というイメージ)。本作が五作目となる。このミス2006年版国内部門第二位の作品。当初は、祥伝社のノ…