2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
仁木稔のデビュー作 2004年刊行作品ハヤカワSFシリーズ Jコレクションの一冊として刊行された作品。作者の仁木稔(にきみのる)は1973年生まれのエスエフ作家。本作『グアルディア』がデビュー作となった。ベストSF2004の国内9位の作品。 グアルディア (SFシ…
<古典部>シリーズのムック本 2017年刊行作品。米澤穂信(よねざわほのぶ)の人気作<古典部>シリーズのムック本である。英題は『The Memories of Classic Club』。古典部って「Classic Club」なんだ! <古典部>シリーズは2001年に1作目『氷菓』が刊行。2016年…
佐々木丸美作「孤児」シリーズの三作目。『花嫁人形』の感想と考察。 1979年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズの他作品の感想もあり。
桜庭一樹の転機となった作品 2003年刊行作品。ファミ通文庫からの刊行。当初はライトノベルレーベルからの登場であった。イラストは高橋しんが担当。 桜庭一樹は1999年の『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』でデビューしているが、最初の数年間は内…
先日は『麦の海に沈む果実』をご紹介したが、今回は「理瀬」シリーズの外伝とも言える短編作品をご紹介しよう。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 恩田陸の「理瀬」シリーズは全部読む!と決めている方。『麦の海に沈む果実』…
佐々木丸美作「孤児」シリーズの二作目。『忘れな草』の感想と考察。 1978年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズの他作品の感想もあり。
ハーラン・エリスンの代表作 1979年刊行作品。オリジナルの米国版は1969年刊行で原題は『The Beast that Shouted Love at the Heart of the World』。 作者のハーラン・エリスン(Harlan Ellison)は1934年生まれのアメリカ人エスエフ作家。2018年に他界されて…
今週のお題「やる気が出ない」に便乗。 各地で緊急事態宣言が発令されている中、テンションダダ落ちの方も多いであろう。 そんな時に知って頂きたいのが、全国各地のユニークな書店の数々である。コロナ禍でいますぐお出かけ!というわけにはいかないだろう…
2021年5月26日に恩田陸の「理瀬」シリーズ、17年ぶりの新作長編『薔薇のなかの蛇』が刊行される!嬉しい~ 薔薇のなかの蛇 作者:恩田 陸 発売日: 2021/05/26 メディア: 単行本 ということで、「理瀬」シリーズの旧作紹介をお届けしたい。17年も新作出ていな…
佐々木丸美のデビュー作。そして「孤児」シリーズの一作目。監督・相米慎二、主演・斉藤由貴で映画化もされた『雪の断章』の感想と考察。映画版のキャスト一覧、コメント。 1975年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズ…
座間味くんシリーズの第二作 2007年刊行作品。光文社のカッパ・ノベルスからの登場。2004年から2007年にかけて小説誌「小説宝石」に掲載されていた諸作品群をまとめたもの。『月の扉』で登場した座間味(ざまみ)くんを主人公とした連作短編集となっている。 …
黒澤いづみのデビュー作 2018年刊行作品。作者の黒澤いづみは、『人間に向いてない』で第57回のメフィスト賞を獲得し、作家デビューを果たしている。福岡県出身、以外のプロフィールは開示されておらず、現状では覆面作家扱いなのかな。 なお、作者のお名前…
今週のお題「おうち時間2021」に便乗します!おうち時間はひたすら読書です。 王城夕紀の四作目 2016年刊行作品。『天盆』『マレ・サカチのたったひとつの贈物』。『青の数学』に続く、王城夕紀(おうじょうゆうき)の第四作。『青の数学』の続編である。引…
岡嶋二人往年の名作 1988年作品。最初の単行本は徳間書店から。帯に「1988年最高の誘拐小説」とある。表紙イラストのテイストが時代を感じさせる。 99%の誘拐 作者:岡嶋 二人 メディア: 単行本 徳間文庫版は1990年に登場。 99%の誘拐 (徳間文庫) 作者: 岡嶋…
ブラッドベリの代表作 オリジナルの米国版は1950年刊行。原題は『The Martian Chronicles』。火星植民をテーマとした連作短編集である。 作者のレイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)は1920年生まれのアメリカ人作家。2012年に亡くなられている。 邦訳版はいく…
今週のお題「おうち時間2021」に便乗します! この書評ブログを始めて四年が経過。レビューを書いた作品の数も650冊を超えました。まとめ系の記事はあえて書くのを避けてきましたが、これだけ読めばそろそろ書いてもいいのでは?ということで、ここ数年で読…
〈昭和ミステリ〉シリーズの第二弾 2020年刊行作品。「このミステリーがすごい!2021年版」国内編、「週刊文春2020ミステリーベスト10」国内部門、「ハヤカワ・ミステリマガジン ミステリが読みたい!」国内篇いずれも1位の三冠を達成。2020年を代表するミス…