ネコショカ

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ライトノベル

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ(4)『悪霊はひとりぼっち』と『ゴーストハント4』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ四回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズ。「十二国記」の全巻感想なんてものを始めてしまったので、長らく中断していたが、ようやく再開! 本日…

『ビートのディシプリン SIDE1~4』上遠野浩平 「ブギーポップ」シリーズの外伝的な作品

「ブギーポップ」シリーズの外伝 本日は懐かしの上遠野浩平(かどのこうへい)作品。『ビートのディシプリン』SIDE1~4まで、全四作を一気にご紹介したい。 本作は上遠野浩平の代表作「ブギーポップ」シリーズの外伝的なエピソードである。ブギーポップ本人…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ2 『悪霊がホントにいっぱい!』と『ゴーストハント2』

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ二回目! 小野不由美の悪霊シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズの二回目。今回はシリーズ第二作『悪霊がホントにいっぱい!』(ゴーストハント2)をご紹介したい。前作『悪霊がいっぱい!…

ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ1『悪霊がいっぱい!?』と『ゴーストハント1』

小野不由美の「悪霊(ゴーストハント)」シリーズのあらすじ、ネタバレ解説、新旧読み比べ。角川版の情報も。 マンガ版、アニメ版の感想も書きました。

『雑居時代』氷室冴子 「ジャパネスク」以前の最大のヒット作

氷室冴子、作家キャリア五年目の作品 1982年刊行作品。雑誌『コバルト』の前身である『小説ジュニア』に1981年から1982年にかけて連載されていた10編に、番外編の書下ろし二編(「家弓には家弓の事情があった」「嗚呼、受難の日々」)を加えて上下巻にて文庫…

『海の底』有川浩(ひろ) 自衛隊三部作のラストを飾る一作

『塩の街』『空の中』に続く第三作 2005年刊行作品。『塩の街』が陸上自衛隊、『空の中』では航空自衛隊が登場し、今回の『海の底』では海上自衛隊が登場する。有川浩(ひろ)の最初期の三作、「自衛隊三部作」と呼ばれる一連の作品の最後に登場するのが『海…

『ファイナルシーカー レスキューウイング』小川一水 レスキューの最高峰、航空自衛隊救難飛行隊の活躍を描く

航空自衛隊救難飛行隊が舞台 2006年刊行作品。小川一水初のMF文庫作品。この時期の小川一水作品に多かった、公務員がとにかく頑張る系のお話である。サブタイトルは「レスキューウィングス」。 恥ずかしながらよく知らなかったのだが、本作はアニメの『よみ…

『空の中』有川浩(ひろ)の第二作品は特撮マインド全開の会心作

二作目にしてハードカバーで登場 2004年刊行作品。『塩の街』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞した有川浩の第二作が本書である。電撃文庫デビューの作家が、なんと二作目でハードカバーで登場である。この作家のブレイク作品と言うと、一般的には『図書館戦…

『時の果てのフェブラリー 赤方偏移世界』山本弘 11歳の少女が活躍するハードエスエフ作品

ライトノベルの皮をかぶったハードエスエフ 1989年刊行作品。かれこれ30年以上も前の作品である。スニーカー文庫の表紙上に青いラインが入っているのとか、凄く懐かしい感じがする。こちらの表紙イラストは結城信輝が担当。 その後十余年の歳月を経て、2001…

『塩の街』有川浩(ひろ)のデビュー作と終末モノのお作法

有川浩(ひろ)のデビュー作は 電撃ゲーム小説大賞受賞作品 2004年刊行。第10回電撃ゲーム小説大賞の大賞受賞作品。今をときめく有川浩(ひろ)のデビュー作である。現在は「有川ひろ」名義で活動されているのだが、本稿では刊行当時の名義「有川浩」にて記…

『撲殺天使ドクロちゃんです!』おかゆまさき他 豪華ランナップのトリビュート本

「ドクロちゃん」シリーズの番外編 長々と続いてきた「ドクロちゃん」連続感想だが、先週の第10巻にていよいよ完結か!と思われたが、実はあともう一冊だけあるのだ。もうちょっとだけお付き合い頂きたい。 『撲殺天使ドクロちゃんです!』は2006年刊行。 ア…

『人類最強の初恋』西尾維新 哀川潤メインの戯言シリーズスピンアウト作品

戯言シリーズのスピンアウト作品「最強シリーズ」 西尾維新の「戯言シリーズ」には、いくつかの派生シリーズがある。殺人鬼の一族零崎家の人々を描いた「人間シリーズ」、そして作中最強の人物である哀川潤を主人公に据えた「最強シリーズ」である。 「最強…

『撲殺天使ドクロちゃん10』おかゆまさき 「ドクロちゃん」ついに完結!

ドクロちゃんシリーズもこれで最後! 2007年刊行作品。シリーズ十作目にして最終巻。長々と引っ張ってきた「ドクロちゃん」感想もいよいよ大詰めである。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 「ドクロちゃん」の終焉をしっかり…

『これは王国のかぎ』荻原規子 異世界に迷い込んだ少女の成長物語

理論社、中央公論新社、角川、三社から作品が出ている 1993年刊行作品。荻原規子(おぎわらのりこ)作品としては初期のものになる。 単行本版は児童書の版元として知られる理論社から世に出ている。いかにも児童文学!といった趣きの装丁である。 これは王国…

『撲殺天使ドクロちゃん9』おかゆまさき ここにきてまさかのシリアス展開?

ドクロちゃんシリーズの第九作 2007年刊行作品。シリーズ9作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の42号、45号に掲載された二作品に書き下ろし二作を加えて文庫化したもの。遂に「ドクロちゃん」シリーズも残り一冊である。 おススメ度、こんな方におスス…

『アグネス白書』氷室冴子、『クララ白書』の続篇が登場!

ずいぶん間が空いてしまったが、氷室冴子作品の全作感想を再開したい。本日お届けするのは『アグネス白書』である。 『クララ白書』の続篇が登場 愛蔵版Saeko's early collection おススメ度、こんな方におススメ! あらすじ アグネス舎での一年間を綴る ぱ…

『撲殺天使ドクロちゃん8』おかゆまさき 木工ボンド部に入りたい人生だった

ドクロちゃんシリーズの第八作 2006年刊行作品。シリーズ八作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の38号、40号、41号に掲載された二作品に書き下ろし二作を加えて文庫化したものである。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ)…

「新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズ」二年で終わった短命レーベル全13冊を一気にご紹介

『六番目の小夜子』『魔性の子』を世に出した、新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズの全作紹介。どうして短命レーベルに終わってしまったのかについても考察

『撲殺天使ドクロちゃん7』おかゆまさき 南の島編、南さんのために書かれた巻

ドクロちゃんシリーズの第七作 2006年刊行作品。シリーズ七作目である。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) とにかく南さんファンの方、正ヒロインは南さんだという方、水着回が大好きな方、もう何が起ころうとも最後まで「ド…

「ダ・ヴィンチ」2020年4月号、少女小説特集に掲載されていた全47作を紹介

少女小説の歴史をわかりやすく解説した「ダ・ヴィンチ」2020年4月号。少女小説特集に掲載されていた全47作をコメント付きで紹介しています。

『アース・ガード ローカル惑星防衛記』「小川一水」としてのデビュー作

「小川一水」名義で書かれた最初の作品 1998年刊行作品。1996年に第6回ジャンプ小説大賞で大賞を受賞した、河出智紀名義の『まずは一報ポプラパレスより』に続く二作目の作品である。 本作から筆名が小川一水に変わっている。つまり小川一水名義で刊行された…

『撲殺天使ドクロちゃん6』おかゆまさき まさかのファンタジー展開!

ドクロちゃんシリーズの第六作 2005年刊行作品。早くもシリーズ六作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の33号、34号、36号に掲載された三作に、書き下ろしを二作追加して文庫化したのが本書である。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★…

『撲殺天使ドクロちゃん5』おかゆまさき 木工ボンド部の秘密が解明される

ドクロちゃんシリーズの第五作 2005年刊行作品。シリーズ五作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の30号と32号に掲載された二作に、書き下ろしを二本追加して文庫化したのが本書。前巻から数えて、半年ぶりの新刊であった(当時)。 ドクロちゃんブーム…

『撲殺天使ドクロちゃん4』おかゆまさき 修学旅行編のテンションがヤバすぎる

ドクロちゃんシリーズの第四作 2004年刊行。シリーズ四作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp Special 2004 Spring」に掲載された二作に、書き下ろしを二作追加して文庫化したのが本書である。雑誌発表作二本に、書き下ろし二本加えてっていうのがドクロち…

『撲殺天使ドクロちゃん3』おかゆまさき 暴走する男子中学生の煩悩世界を懐かしむ

ドクロちゃんシリーズの第三作 2004年刊行作品。シリーズ三作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の25号と27号に掲載された二作に、書き下ろしを二作追加して文庫化したのが本書である。 あらすじ 強引な同居人として桜クンの家に押しかけてきたドクロち…

『強救戦艦メデューシン』小川一水 絶望的な状況で孤軍奮闘するナースたちの物語

ソノラマ文庫時代の小川一水作品 上巻が2002年、下巻が2003年に刊行。小川一水お得意の架空世界モノ。全六章構成で、各編だけを取ってみてもいちおう読める体裁になっている。 小川一水は近年の大活躍もあって、ゼロ年代に発表された旧作品の復刊活動が盛ん…

『Bad! Daddy』野村美月 娘は正義の味方、父は悪の秘密結社の司令官

傍迷惑な親子喧嘩をコミカルに描いたシリーズ 『Bad! Daddy(バッドダディ)』は全四巻。2003年~2004年にかけて刊行された。野村美月の8冊目~11冊目の作品である。シリーズとしては「卓球場シリーズ」 「フォーマイダーリン!」「天使のベースボール」に続…

『撲殺天使ドクロちゃん2』おかゆまさき とりしもイラストの魅力

ドクロちゃんシリーズの第二作 2003年刊行。シリーズ二作目。メディアワークスの小説誌「電撃hp」の23号と24号に掲載された二作に、書き下ろしを二作追加して文庫化したのが本書である。 編集部的にも賛否両論、疑心暗鬼の中送り出されたらしい一巻は発売か…

『撲殺天使ドクロちゃん』おかゆまさき ゼロ年代に異彩を放ったライトノベル作品

最近、毎週火曜日の当ブログでは、懐かしのライトノベル作品の感想を配信している(そんな流れになってしまった)。今週からは全11回(本編+トリビュート)にわたって、ゼロ年代を代表する?怪作ライトノベル作品『撲殺天使ドクロちゃん』の全巻レビューをお…

『竜と祭礼—魔法杖職人の見地から—』筑紫一明 第11回GA文庫大賞、奨励賞受賞作

筑紫一明のデビュー作 2020年刊行作品。第11回GA文庫大賞の奨励賞受賞作。作者の筑紫一明(つくしいちめい)は1998年生まれで、本作がデビュー作となる。 ちなみに、GA(じーえー)文庫大賞はSBクリエイティブが主催する公募新人賞。歴代の著名作品としては…