ネコショカ

毎日夜20時更新。ネコショカは猫の書架
雑食系の書評Blogです。なんでも節操なく読んでます
基本ネタバレありなので注意してね

古川日出男

イヌから読み解く異色の現代史『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男

二人称で描かれる異色の現代史 2005年刊行作品。古川日出男としては10作目。あまりお目にかかることが無い、二人称形態で書かれた小説作品である。 戦時下に置き去りにされた四頭のイヌのその後を描く章と、現代のロシアの物語が交互に描かれていく。イヌに…

展開の読めなさ加減が凄い!古川日出男『サウンドトラック』

とにかく展開が読めない作品 2003年刊行。いやホントにもう古川日出男作品の展開の読めなさ加減は異常。この読めなさ加減を楽しむ一冊である。 文庫版は2006年に登場。この際に上下巻構成に改められている。 サウンドトラック 上 (集英社文庫) 作者: 古川日…

思考から文字の概念が失われたら?古川日出男の『アビシニアン』を読む

今週のお題「2019年の抱負」、古川日出男作品のレビューを書く! というか、小説の類をこの10年程、読んでいないので、未読の古川作品がメチャたくさんあるのだ。まずは、この未読の山をなんとかしていかないとね。 本日ご紹介するのは、古川日出男の最初期…

神秘の旋律ルコの魅力、古川日出男の『沈黙』

古川日出男の三作目 沈黙 作者: 古川日出男 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 1999/07/01 メディア: 単行本 クリック: 7回 この商品を含むブログ (14件) を見る 1999年刊行。相変わらずストーリーの説明がしにくいな。やはりこの人は天才系の作家だなと思っ…