ネコショカ

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2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

冲方丁

『骨灰(こっぱい)』冲方丁 東京の地下には地獄が眠っている

冲方丁、初の長編ホラー作品が登場 2022年刊行作品。KADOKAWAの小説誌「野生時代」の2021年9月号~2022年7月号にかけて連載されていた作品をまとめたもの。 作者の冲方丁(うぶかたとう)は1977年生まれの小説家。日本SF大賞を受賞した『マルドゥック・スク…

『はなとゆめ』冲方丁 清少納言と中宮定子、『枕草子』誕生の物語

冲方丁、三作目の歴史小説 2013年刊行作品。冲方丁(うぶかたとう)は、2009年の『天地明察(てんちめいさつ)』から歴史小説を書くようになった。2012年には二冊目の歴史小説となる『光圀伝』を上梓。そして三作目の歴史小説となるのが本作『はなとゆめ』で…

『マルドゥック・ヴェロシティ3』冲方丁 壮絶な集団VS集団バトルが燃える!

「ヴェロシティ」の最終巻! 2006年刊行作品。名作『マルドゥック・スクランブル』の前日譚だ。『マルドゥック・ヴェロシティ1』『マルドゥック・ヴェロシティ2』に続く、三冊毎週刊行(当時)の中の最終巻である。 マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫…

『マルドゥック・ヴェロシティ2』冲方丁 百鬼夜行の能力バトルを愉しめ!

「ヴェロシティ」の二冊目! 2006年刊行作品。名作『マルドゥック・スクランブル』の前日譚の二冊目である(全三冊)。 マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA) 作者:冲方 丁 発売日: 2006/11/15 メディア: 文庫 2006年の旧文庫版は現在出回っておら…

『マルドゥック・ヴェロシティ1』冲方丁 「スクランブル」の前日譚が登場!

「マルドゥックシリーズ」シーズン2 2006年刊行作品。冲方丁(うぶかたとう)の人気シリーズ「マルドゥックシリーズ」のシーズン2である。あのウフコックが、あのボイルドが帰ってきた!名作『マルドゥック・スクランブル』の続編、というか前日譚が本作にあ…

『天地明察』冲方丁 第7回本屋大賞受賞作

冲方丁の大ブレイク作品 2009年刊行作品。角川書店の文芸誌『野性時代』に2009年1月号から7月号まで連載されていた作品をまとめたもの。本作で冲方丁(うぶかたとう)は、第7回本屋大賞、及び、第31回吉川英治文学新人賞を受賞。また、第143回直木賞の候補作…

『マルドゥック・スクランブル』冲方丁の大出世作

日本SF大賞&ベストSFのダブル受賞作 2003年刊行作品。2003年の日本SF大賞受賞作。そしてベストSF2003の国内部門でもダントツの第一位を獲得した作品である。 ちなみに冲方丁は「うぶかたとう」と読む。「おきかたちょう」じゃないぞ(最初の頃はそう読んで…