ネコショカ

小説以外の書籍感想はこちら!
2023年に読んで面白かった新書・一般書10選

『嫉妬と階級の『源氏物語』』大塚ひかり

ダイソーの読書台で京極夏彦作品を読んでみる

200円でコスパ最高のダイソーの読書台の使用レポート。厚さでは評判の京極夏彦作品でも使えるか試してみました。売ってる場所、使い方についてもレポート。

グイン・サーガ外伝23巻『星降る草原』久美沙織

既に145巻の『水晶宮の影』が刊行されているのだが、 未だ読めていないため、 栗本薫没後に刊行された外伝作品の方を先にご紹介したい。 本日は登場するのは外伝23巻、 2012年刊行の久美沙織による『星降る草原』である。 栗本薫亡きあとの外伝作品第一作 20…

グイン・サーガ続篇144巻『流浪の皇女』なかなか話が進まない

最新146巻『雲雀とイリス』の感想も書きました! 「グイン・サーガ」40年目の到達点!あの人はどうなった?も良かったらどうぞ 続篇グインも14冊目に 2018年刊行作品。栗本薫の死後に、五代ゆうと、宵野ゆめによってシリーズが再開してから五年。この巻で十…

連休中につき

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」ということで、本日は本の感想はお休みさせて頂きます。ごめんなさい。 今回はツマと、福島方面に遠征しています。 今朝ほど、桧原湖畔で40年前のコバルト文庫を読んでいるオッさんがいたらわたしです。 五色沼は中学…

『君の膵臓をたべたい』住野よる ネタバレ感想、映画版はここが違う!

累計260万部超の大ベストセラー作品 2015年刊行。住野よるのデビュー作である。本作はデビュー前に、各出版社の賞に応募するも入選には至らず、小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載したところ、次第に評判となり書籍化に至った。「小説家になろう」出身…

グイン・サーガ続篇143巻『永訣の波濤』沿海州に陰謀の予感

快男児カメロン追悼 2018年刊行。前巻で明らかになったが、宵野ゆめの病気療養による降板によって、五代ゆうによる執筆巻が続いている。本巻はタイトル、表紙を見れば一目瞭然であるが、135巻『紅の凶星』で殺害されたカメロンの追悼巻となっている。 あらす…

三津田信三『スラッシャー 廃園の殺人』ホラーなのかミステリなのか?

三津田信三のサ行シリーズ 2007年刊行。わたし的には本作がファースト三津田信三作品だった。 三津田信三は2001年にデビュー。作家本人と同姓同名の三津田信三が登場するシリーズと、作家刀城言耶が活躍するシリーズ、そして探偵の弦矢俊一郎が活躍する死相…

秋山瑞人全作品紹介!全6作14冊+2編

おススメ秋山作品の紹介。『イリヤの空 UFOの夏』『EGコンバット』『鉄コミュニケイション』『猫の地球儀』『ミナミノミナミノ』『龍盤七朝 DRAGONBUSTER 』詳細感想へのリンク付き。文庫未収録の二作品についても紹介。

グイン・サーガ続篇142巻『翔けゆく風』当面は五代ゆうが単独執筆

宵野ゆめ病気療養のため降板 2018年刊行。あれ、偶数巻なのに五代ゆう?と思われた方は鋭い。 2017年の4月に五代ゆうによる141巻『風雲のヤガ』が出てから、この年はまったく続巻が出ず、どうしたのかと思っていたところ、本巻のあとがきにより宵野ゆめの病…

西尾維新『真庭語(まにわがたり)』初代真庭忍群の物語

『刀語』シリーズの外伝的な作品 2008年刊行。その前年に一年間毎月一冊刊行され、計十二巻で完結した『刀語』シリーズのスピンアウト作品である。タイトル名『真庭語』は「まにわがたり」と読む。「まにわご」ではないので注意したいしたい。 作中では全編…

グイン・サーガ続篇141巻『風雲のヤガ』ブランの受難は続く

2017年の続篇グインはこれ一冊のみ 続篇グインも11冊目。2017年の4月に刊行された本作だが、実はこの年のグインサーガは一冊しか刊行されなかった。このあたりの事情は、142巻で説明されるので次週までお待ちを。 あらすじ 囚われの身となっている、フロリー…

遠藤由実子『うつせみ屋奇譚』魅惑のライト民俗学ミステリ

妖怪、判じ絵、そして忘れられた神々の物語 2019年刊行。遠藤由実子のデビュー作。大変失礼なことに、Twitterで感想を書いた時ははお名前の漢字を間違えていた。遠藤由実子さんなのであります。申し訳ありませんでした。 2023年刊行、第二作『夜光貝のひかり…