ネコショカ

小説以外の書籍感想はこちら!
『殴り合う貴族たち』繁田信一
藤原実資「小右記」から読む平安貴公子のご乱行

『また君と出会う未来のために』阿部暁子 『どこよりも遠い場所にいる君へ』の続編が登場

『どこよりも遠い場所にいる君へ』の4年後の物語 2018年刊行。2019年に出た、『どこよりも遠い場所にいる君へ』の4年後を描いた続編的な作品。主人公は異なるが、前作の主な登場人物たちも登場するので、ご安心を。 ちなみに、前作の感想はこちらからどうぞ…

『水滸伝18 乾坤の章』北方謙三 若き英雄の誕生を見よ!

北方謙三版「水滸伝」第十八弾! ようやくあと二冊!毎週月曜恒例(いい加減に書くの疲れてきた)の、北方謙三版「水滸伝」の連続感想企画。前週の十七巻に続いて、本日は十八巻「乾坤(けんこん)の章」である。単行本版は2005年の刊行。 水滸伝 18 乾坤の…

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』木元哉多 第55回メフィスト賞受賞作品 シリーズ一作目!

「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの一作目 2018年刊行作品。第55回メフィスト賞受賞作品。「閻魔堂沙羅の推理奇譚(えんまどうさらのすいりきたん)」は木元哉多(きもとかなた)のデビュー作である。イラストは望月けいが担当している。 一昔前であれば、…

『どこよりも遠い場所にいる君へ』阿部暁子 そして、もう一つのエピローグ「天国へ続く橋」

『どこよりも遠い場所にいる君へ』のネタバレ感想。作品の考察と、作者・阿部暁子の経歴を紹介。 もう一つのエピローグ「天国へ続く橋」 続篇『また君と出会う未来のために』の感想もあります。

『水滸伝17 朱雀の章』北方謙三  怒涛の最終盤に突入!

北方謙三版「水滸伝」第十七弾! 月曜恒例、北方謙三版「水滸伝」全19巻の連続感想。いよいよラスト3巻に突入である。前週の十六巻に続いて、本日は十七巻「朱雀(すざく)の章」をお届けしたい。 単行本版は2005年に刊行されている。 水滸伝 17 朱雀の章 作…

グインサーガ続篇147巻『闇中の星』 「あのお方」が表紙に降臨!

続篇グインサーガ17冊目! 2020年刊行作品。前回の146巻『雲雀とイリス』が2019年10月刊行だったので、147巻の登場は2020年の5月くらい?と予想していたのだが、ちょっと予想が外れた。刊行間隔としては9か月も空いてしまった。この執筆ペースだと2020年はこ…

『#柚莉愛とかくれんぼ』真下みこと 第61回メフィスト賞受賞作

真下みことのデビュー作 2020年刊行作品。第61回メフィスト賞受賞作。作者の真下(ました)みことは1997年生まれの女性作家。講談社BOOK倶楽部掲載のプロフィールによると、現役の大学生(2020年2月時点)とのこと。 講談社文庫版は2021年に刊行されている。…

『水滸伝16 馳驟の章』北方謙三  個人間バトルが熱い、そして遂に童貫が!

北方謙三版「水滸伝」第十六弾! かれこれ四か月近く続けている、月曜日恒例、北方謙三版「水滸伝」全19巻の連続感想。昨週の十五巻に続いて、本日は十六巻「馳驟(ちしゅう)の章」をお届けしたい。 単行本版は2005年に刊行されている。 水滸伝 16 馳驟の章…

『水滸伝15 折戟の章』北方謙三 遂に童貫率いる禁軍が動き出す

北方謙三版「水滸伝」第十五弾! 月曜日恒例、北方謙三による「水滸伝」全19巻の連続感想。先週の十四巻に続いて本日は十五巻「折戟(せつげき)の章」をご紹介したい。この巻を含めて、遂に残り五冊である。7月中には全巻紹介が完了する見込みである。 単行…

『ビートのディシプリン SIDE1~4』上遠野浩平 「ブギーポップ」シリーズの外伝的な作品

「ブギーポップ」シリーズの外伝 本日は懐かしの上遠野浩平(かどのこうへい)作品。『ビートのディシプリン』SIDE1~4まで、全四作を一気にご紹介したい。 本作は上遠野浩平の代表作「ブギーポップ」シリーズの外伝的なエピソードである。ブギーポップ本人…

『犬はどこだ』米澤穂信 犬を探す探偵の物語 

米澤穂信初の大人が主人公の作品 2005年刊行。東京創元社のミステリフロンティアシリーズの一作として登場。2006年版「このミス」国内部門第八位にランクインした作品。 紺屋S&Rシリーズの第一弾、ではあるが、今のところ第二弾は出ていない。 米澤穂信の六…

『水滸伝14 爪牙の章』北方謙三 最後の日常回かもしれない

北方謙三版「水滸伝」第十四弾! 毎週月曜日にお届けしている北方謙三版「水滸伝」の連続レビュー、先週の十三巻に続いて、本日は十四巻「爪牙の章」をご紹介したい。単行本版は2004年刊行。 水滸伝 14 爪牙の章 作者:北方 謙三 発売日: 2004/07/26 メディア…