昭和の作品
佐々木丸美作「孤児」シリーズの三作目。『花嫁人形』の感想と考察。 1979年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズの他作品の感想もあり。
佐々木丸美作「孤児」シリーズの二作目。『忘れな草』の感想と考察。 1978年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズの他作品の感想もあり。
佐々木丸美のデビュー作。そして「孤児」シリーズの一作目。監督・相米慎二、主演・斉藤由貴で映画化もされた『雪の断章』の感想と考察。映画版のキャスト一覧、コメント。 1975年の講談社オリジナル版から、その後の復刊状況までをまとめています。 シリーズ…
岡嶋二人往年の名作 1988年作品。最初の単行本は徳間書店から。帯に「1988年最高の誘拐小説」とある。表紙イラストのテイストが時代を感じさせる。 99%の誘拐 作者:岡嶋 二人 メディア: 単行本 徳間文庫版は1990年に登場。 99%の誘拐 (徳間文庫) 作者: 岡嶋…
名作掌編集が復刊! 今は亡き、鎌倉書房の季刊誌「四季の味」にて連載。1982(昭和57)年の春号~1986(昭和61)年夏号にかけて掲載されていた作品をまとめたもの。 単行本版は1987年に新潮社より登場。かれこれ30年以上も前に出た作品である。 洋食セーヌ軒…
最初期の氷室冴子作品が読める! 2020年刊行作品。氷室冴子デビューの契機となった「小説ジュニア青春小説新人賞」佳作入選作の「さようならアルルカン」に、初文庫作品『白い少女たち』、更に集英社の若年層向け小説誌「小説ジュニア」(雑誌「Cobalt」の前…
星雲賞受賞作「ネプチューン」を収録した作品集 1988年作品。今は亡き大陸書房からの刊行。 「ネプチューン」と「今はもういないあたしへ…」の中編作品が二作収録されている。解説は新井素子を見出した一人ともいえる星新一が書いていて、タイトルは「十年た…
氷室冴子、もうひとつの平安朝コメディ 前後編の二巻構成で、前編が1983年1月刊行、後編が同2月刊行。氷室冴子としては10冊目、11冊目の単著ということになる。ちなみにこの作品の前に刊行されたのが『雑居時代』、続いて刊行されたのが『シンデレラ迷宮』で…
氷室冴子、作家キャリア五年目の作品 1982年刊行作品。雑誌『コバルト』の前身である『小説ジュニア』に1981年から1982年にかけて連載されていた10編に、番外編の書下ろし二編(「家弓には家弓の事情があった」「嗚呼、受難の日々」)を加えて上下巻にて文庫…
地道に続けている佐々木丸美作品の全作感想企画だが、全17作中、今回が12回目。そろそろ後半戦というところだろうか。 昔話を題材にした恋愛小説集 『恋愛今昔物語(れんあいこんじゃくものがたり)』は1979年9月刊行作品。刊行順としては『花嫁人形』と『夢…
ずいぶん間が空いてしまったが、氷室冴子作品の全作感想を再開したい。本日お届けするのは『アグネス白書』である。 『クララ白書』の続篇が登場 愛蔵版Saeko's early collection おススメ度、こんな方におススメ! あらすじ アグネス舎での一年間を綴る ぱ…
氷室冴子「クララ白書」のネタバレ感想、あらすじ。当時の懐かしネタの説明もあります。 映画版の配役一覧。小説版との違いについても書いてみました。
澁澤龍彦、最後の作品。あらすじと各エピソードごとのネタバレ感想を掲載。ざっくり地図付き。マンガ版の情報もあり。喉頭癌という死病に苦しんでいた、澁澤龍彦自身の葛藤が主人公の高丘親王に多分に投影されている。次第にその肉体は病み衰えて行くが、反…
今日は昭和の作品(後半は平成だけど)の登場である。既にコラムとして『ネリマ大好き』の感想をお届けしているが、小説作品を紹介するのがこれが初めてになる。新井素子は十代の自分がもっとも影響を受けた作家のひとりなのである。 本ブログの存在意義の一…