メフィスト賞
秋保水菓のデビュー作 2018年刊行作品。筆者の秋保水菓(あきうすいか)は1994年生まれのミステリ作家。本作『コンビニなしでは生きられない』で、第56回のメフィスト賞を受賞し、作家としてデビューしている。 講談社ノベルス版の表紙イラストはukiが担当。…
メフィスト賞受賞作を地道に紹介していくシリーズ。本日はこちら! 目指すは全作紹介!だが、現時点でも63作もあるので道は遠い(だいたい未読作品が半分近くある)。 イヤミスの旗手のデビュー作 2005年刊行。第32回メフィスト賞受賞作品。いまや、イヤミス…
柾木政宗のデビュー作 2017年刊行作品。柾木政宗の第一作。第53回のメフィスト賞受賞作品である。作者の柾木政宗(まさきまさむね)は1981年生まれ。ワセダミステリクラブ出身。 『NO推理、NO探偵?』には、2019年に続篇的な存在の『ネタバレ厳禁症候群 ~So …
天祢涼の第一作 2010年刊行作品。天祢涼(あまねりょう)のデビュー作。第43回のメフィスト賞受賞作品である。講談社ノベルス版のカバーイラストは鈴木康士(すずきやすし)が担当している。 作者の天祢涼は1978年生まれ。デビュー以降、年二冊近いペースで…
黒澤いづみのデビュー作 2018年刊行作品。作者の黒澤いづみは、『人間に向いてない』で第57回のメフィスト賞を獲得し、作家デビューを果たしている。福岡県出身、以外のプロフィールは開示されておらず、現状では覆面作家扱いなのかな。 なお、作者のお名前…
早坂吝のデビュー作 2014年刊行作品。作者の早坂吝(はやさかやぶさか)は1988年生まれ。本作で第50回のメフィスト賞を受賞。作家デビューを果たしている。 講談社ノベルス版では、登場人物の一人、上木(かみき)らいちを前面に押し出したカバーデザインと…
辻村深月のデビュー作 2004年刊行。第31回メフィスト賞受賞作品。同賞では、初の試みとして上・中・下の3分冊で6月~8月の三か月にかけて連続刊行された。 2007年の文庫化に際して、上下巻の二巻構成に改められている。 作者の辻村深月(つじむらみづき)は198…
浅暮三文のデビュー作 1998年刊行作品。第8回のメフィスト賞受賞作である。 最近のメフィスト賞作品は、ソフトカバー形態で刊行されるケースが多い。しかし初期のメフィスト賞作品では、ノベルス形態で登場することが多かった。 ただ、本作に関してはそのい…
当ブログ開始初期からの不定期連載企画、メフィスト賞作品、全作感想書くぞシリーズも今回で31作目。メフィスト賞は現在第62回まで開催されているので(2020年8月現在)、これでようやく半分。先が長すぎる! 本日、第28回のメフィスト賞受賞作、関田涙『蜜…
「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズの一作目 2018年刊行作品。第55回メフィスト賞受賞作品。「閻魔堂沙羅の推理奇譚(えんまどうさらのすいりきたん)」は木元哉多(きもとかなた)のデビュー作である。イラストは望月けいが担当している。 一昔前であれば、…
真下みことのデビュー作 2020年刊行作品。第61回メフィスト賞受賞作。作者の真下(ました)みことは1997年生まれの女性作家。講談社BOOK倶楽部掲載のプロフィールによると、現役の大学生(2020年2月時点)とのこと。 講談社文庫版は2021年に刊行されている。…
読み手を選ぶ「愛すべき地雷」 2007年刊行作品。第35回メフィスト賞受賞作。古野まほろのデビュー作である。 故人となった新本格の父宇山日出臣が最後に推した一冊がこれ。金帯に宇山日出臣の「薦」付きとは歴代メフィスト作家の中でもかなり優遇されている…
こるものさんのデビュー作 2008年刊行。第37回メフィスト賞受賞作品。汀(みぎわ)こるものの第一作にして、タナトスシリーズの一作目でもある。 twitterやってる人間としては、汀こるものと言うよりは、「こるものさん」で認識しているので、フルネームで書…
霧舎巧のデビュー作 1999年刊行作品。第12回のメフィスト賞受賞作品である。本作はメフィスト賞にしてはけっこう普通に本格ミステリしている作品で、刊行当時新鮮な印象を受けた記憶がある。 作者の(きりしゃたくみ)は1963年生まれ。ペンネームの名付け親…