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2022年に読まれた記事ベスト10 書評(小説感想)ブログのアクセス傾向まとめ

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2022年に読まれた記事ベスト10 書評(小説感想)ブログのアクセス傾向まとめ

2023年、あけましておめでとうございます

コロナ禍の中(←個人的によく使うフレーズ)はいつまで続くのか。。。なんだか、こういう日々が日常化してしまって定着していきそう。

12月中旬から更新ペースが落ちてしまって、いつも読んでいただいている皆さま、ごめんなさい。年末からは仕事が激務モードに入ってしまい、この傾向はしばらく続きそう。年明けも当面は忙しいはずなので、1/5以降はまた更新の無いが多くなる見込み。

さて、本題。年初恒例、当ブログの「読まれた記事ベスト10」企画をお届けしたい。このブログは検索流入によるアクセスが全体の9割を占めているので、ほぼほぼ「2022年の検索で読まれた記事ベスト10」となる。

過去記事はこちらから。

2022年に読まれた記事ベスト10

ランキング集計の共通ルールとして、シリーズものは通巻の合計で算出している。作品単体でランキングをしてもいいのだが、そうすると上位7作が全部「後宮の烏」シリーズ!みたいな見た目になってつまらないので、この形にさせていただいている。

ちなみに、タイトル後の(-)(↑)(↓)は昨年と比較しての順位変動を表している。

1位:白川紺子「後宮の烏」シリーズ(↑)

なんと不動の人気コンテンツであった「グインサーガ」シリーズのV4を阻止。全七巻で遂に完結したとか、「グインサーガ」の新刊が全然出ていなかったからとか、いくつか理由はあるものの、最大の要素はアニメ化すげー、、としかいいようがない。もはや別格のアクセス数だった。

これまで全巻まとめても累計で数万PV程度のアクセスだったのが、単月でいきなり桁がひとつ増えて唖然とした。拙い感想を読んでいただいているみなさま、ありがとうございました。

果たしてアニメ版の2期はあるのか?(原作の二巻までしか消化しなかった)。今年は、時間があればアニメ版の感想も書けたらと……。

2位:「グインサーガ」シリーズ(↓)

「後宮の烏」シリーズにトップを奪われたものの、依然として多くの方に読んでいただいている「グインサーガ」シリーズの感想。2021年は新刊がゼロ。果たして2022年はどうなる??と思っていたら、2年4カ月ぶりに新刊『トーラスの炎』が11月に刊行。このまま打ち切りもアリか?と疑念を抱いていたファンを安心させてくれた。しかし、まだまだ終わる気配は微塵もなく、このペースだと読者の寿命がもたなそうではある。

「グインサーガ」シリーズの感想は、既に20冊以上書いてきているが、もっとも読まれているのは全体のまとめ記事であるこちら。最新の148巻の内容まで反映しているので、最近読んでいない方はぜひどうぞ。

3位:乙野四方字『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(↑)

アニメ映画化の効果もあってか、昨年の6位から、なんと3位にランクアップ。『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』に加えて、2022年8月発売の『僕が君の名前を呼ぶから』のアクセス数も合算している。こちらは世界観を同じくするスピンオフ小説なので、未読の方は要チェックである。

4位:相沢沙呼「城塚翡翠」シリーズ(↑)

昨年まではベスト30にも入っていなかったのに、いきなり4位にランクイン。これも皆さま、想像がつくと思うのだけど、ドラマ化スゲー、案件である。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』『invert 城塚翡翠倒叙集』『invert II 覗き窓の死角』三作合計での数値となっている。

あの原作の内容をどうドラマ化するのか。最初は心配しながら観ていたものの、原作者のフォローがかなりしっかり入っているようで安心の映像化だった(さすがに「信用ならない目撃者」はかなりアレンジ入れてきたけど)。

5位:あさのあつこ『バッテリー』(↑)

こちらも昨年の12位からいきなりのランクアップ。シリーズ続篇の『ラスト・イニング』の数値を合算した順位となっている。完結から17年を経て、未だにアクセスがあるのだから、長く読まれ続けている作品は凄い。

ただアクセス増にはもうひとつ理由がある。2021年の11月時点で、それまで各巻ごとに6つに分けていた「バッテリー」シリーズの感想記事を、1つの記事に合体化したのだ。これによってGoogleの掲載順位がかなり改善している。

中途半端なボリューム(1,000文字程度)の記事であるなら、まとめて記事を一本化した方が効果があることが改めて理解できた。

6位:メルカリで本を高く売るコツ(↓)

非読書感想系の記事では、うちのブログの中でいちばん読まれている記事。残念ながら、昨年の3位からランクダウン。更新をしていないし、メルカリ系の記事はライバルも多いので致し方ないか。内容も少し古くなってしまったので、年内に最新版の記事を書くつもり。情報系のページはこまめに手を入れる必要があることを痛感している。

ちなみに、メルカリでは通算300冊以上の書籍を売ったり買ったりしている。古書店で売買するより、圧倒的にお得なので、メルカリ未体験の方は是非、いちどお試しを!

7位:劉慈欣「三体」シリーズ(↑)

昨年の16位からのランクアップ。これは理由がよくわからない。何故だろう?「三体」シリーズ全三作、『三体』『三体2 黒暗森林』『三体3 死神永生』の合算値。特に『三体2 黒暗森林』『三体3 死神永生』の記事が多く読まれている。

「三体」シリーズは、各巻それぞれに特徴があって本当に面白いので、マジでおススメ。とっつきは悪いが、ハマると時間を忘れる。

8位:雨穴『変な絵』(↑)

作品の発売が2022年10月20日、記事を公開したのが11月23日。記事としては、実質一か月しか稼働していないのにこの順位は驚異的。それだけ作品が売れているということなのだろう。ちなみに2021年発売の『変な家』のアクセス数は合算していない。

9位:浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』(-)

昨年に引き続き第9位にランクイン。作品の発売から一年経過してアクセスが落ちないのが驚きである。根強い浅倉秋成人気が伺える。2022年の新作は『俺ではない炎上』一冊にとどまったが、2023年も活躍が楽しみな作家のひとりである。

 

10位:米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』(↓)

昨年の8位から、二つ順位を落としての第10位。2008年の刊行作品であることを考えると、この作品も長く読者に愛されている作品といえるだろう。

米澤穂信作品は、全作レビューを書くことを目標にしていて、ようやくあと三冊というところまで来た。2023年中になんとか達成したいところ。

アニメ化、映画化、ドラマ化でのアクセスはすごいけど

以上、2022年における当ブログのアクセス上位10作についてのまとめをお届けした。

意図していなかった、アニメ化、映画化、ドラマ化によるアクセス増に助けられた2022年であったかと思う。こういうのは狙ってどうにかなるものではないので、運によるところが大きい。何年も書評ブログをやっていると、たまにはこういうご褒美もあるよね。

なお、定期的にこのブログを読んでいただけている方はお気づきかと思うけれども、過去記事のリライト(書き直し)をかなりの頻度で行っている。一度書いた記事はそのままにしないで、内容の見直しをしたり、最新の情報を追加したり、時には記事を統合する(「バッテリー」の項目参照)ことでGoogleの掲載順位を上げることができる。書評ブロガーの皆さま、リライトは地味におススメである。

ブログは盆栽のようなものなので、日々のお手入れが命。手をかけていると、ある日突然、意外な記事のアクセスが伸びてくるから楽しい。

2023年の更新方針

別ブログでたまに報告しているが、現在放送大学の二年目に入っており、けっこう真面目に勉強しているので読書時間が激減している。さいきんは仕事も忙しくなってしまい、さらに本が読めなくなっているのだが、なんとか週2冊の読書ペースは維持したいなあ。会社のコロナ体制(テレワーク多め)が、そろそろ終わってしまいそうなので、更に時間がなくなりそう……。悩ましい。

更新方針としては、米澤穂信の全作レビューはなんとか年内に達成したい。あと、地道に続けているメフィスト賞作品の全作紹介(42冊まで書いた!)も頑張りたい。読書傾向的には、海外小説の読書量をもう少し増やしていく予定。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。今年も当ブログをよろしくお願いいたします。

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