ネコショカ

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戯言シリーズもあと二冊!『ネコソギラジカル 中 赤き征裁VS.橙なる種』西尾維新


戯言シリーズ最終章の二作目

2005年刊行作品。戯言シリーズ最終三部作の第二弾である。

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

表紙は誰だよこいつと一瞬思ったけど、想影真心さんらしい。ビジュアル的には女だけど、話し方は男。この作品であまり性別を気にしても仕方が無いのかも知れないけど、この期に及んでまた新たな謎なのか。登場シーンこそ派手だったけど、その後は没個性化してやや消え気味。最終巻での活躍の場があるんだろうけど。

講談社文庫版は2009年に登場。何度も言ってるけど、四年の間にイラストレータ竹のタッチが変わりすぎて、想影真心がすっかり別人。

ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫)

ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫)

 

あらすじ

「狐面の男」こと西東天は最凶の切り札を提示する。人類の最終存在・橙なる種、想影真心が遂にその姿を現す。圧倒的な実力差の前に完膚無きまでの敗北を遂げる戯言遣い。一度は撤退したいーちゃんだったが、一転して反撃に転じる。異能集団十三階段の切り崩しは果たして成功するのか。しかし「狐面の男」の次なる一手は想像を絶した妙手だった。

十三階段の残りが登場

未登場であった残りの十三階段の面々もこぞって登場。雑魚キャラ属性満載の澪標姉妹。キャラが立ってないが故のキャラ立ちぶりが見事だった古槍頭巾(十二代目)。濃厚な駄目オーラを放ちながらも着実に登場回数を増やしてきている絵本園樹が個人的には一番ツボ。あとは空位になっているあの人が本当に死人なのかどうかが気がかり。

哀川さんに衝撃の展開?

前の巻から引っ張ってきた対決シーンが早々に終了してしまい、しかも赤い人は橙相手に瞬殺されるという意外な展開。あまりに弱すぎるのでこの赤色は偽物と判定したいところ。なんとか島の人じゃないかねこいつは。大一番がアッサリ片づき過ぎてしまい、中巻である本作はやや退屈な展開。ちょっとテンション落ちたかな。

最終巻に向けて盛り上がって参りました

それでも後半での西東さんの投げやりすぎる試合放棄宣言。お約束的な予定調和を最大限活かして颯爽と再登場するあの人とか。大ラスで明かされるすごいヒキとか。最終巻に向けての盛り上げはとりあえずキッチリと出来たのかな。

下巻のサブタイトルは「青色サヴァンと戯言遣い」とのこと。最後はやはり青色の話に円環的に戻っていくわけね。長い間引っ張っている数々の謎がどこまで明らかになるのか(放置されたままになる謎も多そうだけど)、いちおう期待しておこう。とにかく哀川さんをなんとかしろ。このままでは許さん。

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)