ライトノベル
表紙のテンションが20世紀だけど、2002年の作品 2002年刊行。作者の平谷美樹(ひらやよしき)は1960年生まれ。名前で勘違いしがちだけど男性作家。学校についての描写に妙にリアリティがあると思ったら、元々は中学校教師であったらしい。なるほどね。現在は…
ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ最終回! 長々とお伝えして来た小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んでレビューする企画も遂にラスト!本日ご紹介するのはシリーズ第七作『悪霊だってヘイキ!(ゴーストハント7)…
森山光太郎の戦記ファンタジー 2021年刊行作品。筆者の森山光太郎(もりやまこうたろう)は1991年生まれ。2018年『火神子 天孫に抗いし者』で朝日時代小説大賞を受賞して作家デビュー。「隷王戦記」は全三巻の構想が示されており、本作はその第一巻となる。 …
ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ六回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んでレビューする企画。本日ご紹介するのはシリーズ第六作『悪霊になりたくない!(ゴーストハント6)』である。 『悪霊とよばないで…
大澤めぐみのデビュー作 2016年刊行作品(奥付的には2017年1月1日)。小説投稿サイト「カクヨム」等で活躍していた大澤めぐみの商業デビュー作品である。イラストはU35(うみこ)が担当している。 続編(というか前日譚)に『ひとくいマンイーター』がある。…
桜庭一樹の転機となった作品 2003年刊行作品。ファミ通文庫からの刊行。当初はライトノベルレーベルからの登場であった。イラストは高橋しんが担当。 桜庭一樹は1999年の『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』でデビューしているが、最初の数年間は内…
乙一初のスニーカー文庫作品 2000年刊行作品。 乙一(おついち)としては四作目の作品。JUMP j BOOKSの『夏と花火と私の死体』でデビューし、その後集英社メインで作品を発表してきたこの作家としては、初めての他社作品ということになる。もちろんスニーカ…
ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ五回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んでレビューするシリーズ。本日ご紹介するのはシリーズ第五作『悪霊になりたくない!(ゴーストハント5)』である。 『悪霊になりた…
「裏世界ピクニック」シリーズの第四弾 2019年刊行作品。『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』『裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト』『裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ』に続くシリーズ第四弾である。 おススメ度、こんな方におススメ…
ソノラマ文庫時代の小川一水作品 2004年刊行作品。 1996年に『まずは一報ポプラパレスより』でデビューした小川一水は、その後ゼロ年代の前半までは、朝日ソノラマのソノラマ文庫を主要な作品発表媒体としていた。本作はそのうちの一作である。 ハイウイング…
「裏世界ピクニック」シリーズの第三弾 2018年刊行作品。『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』『裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト』に続くシリーズ第三弾である。 これまで1冊あたり4編を収録して来た「裏世界ピクニック」シリーズだ…
桜庭一樹の出世作! 2004年刊行作品。最初はライトノベルレーベルの富士見ミステリー文庫からの登場であった。その後、直木賞作家にまでブレイクしてしまった桜庭一樹(さくらばかずき)の出世作である。 桜庭一樹は、1999年のデビュー作『ロンリネス・ガーデ…
「裏世界ピクニック」シリーズの第二弾 2017年刊行作品。『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』に続くシリーズ第二弾である。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) ネット怪談好きの方。「きさらぎ駅」「姦姦蛇螺」「須…
「錬金術」シリーズ二作目 2020年刊行作品。『錬金術師の密室』の続篇が早くも登場である。ライトノベル系の作家は筆が早いね。紺野天龍(こんのてんりゅう)としては四作目。 傍若無人な錬金術師テレサ・パラケルススと、彼女に振り回されるエミリア・シュヴ…
乙一、二作目の作品 1998年刊行作品。『夏と花火と私の死体』に続く乙一の第二作となる。JUMP j BOOKSからの登場。「A MASKED BALL」はジャンノベルVol-12(1997/5/4号)、「天帝妖狐」はジャンノベルVol-13(1997/9/15号)にそれぞれ掲載されていた作品であ…
西尾維新『新本格魔法少女りすか』シリーズのあらすじとネタバレ感想。1巻と2巻の感想もあります。 ようやく完結しそうなので嬉しい! 長い間、続きが書かれなかった理由の考察なんかも書いてます。
宮澤伊織作品がハヤカワ文庫に登場 2017年刊行作品。作者の宮澤伊織(みやざわいおり)は2011年の角川スニーカー文庫『僕の魔剣が、うるさい件について』がデビュー作。エスエフ、ライトノベル系のレーベルでの活躍を主としている作家である。 『裏世界ピク…
紺野天龍の第三作 2020年刊行作品。作者の紺野天龍(こんのてんりゅう)は2018年に電撃文庫の『ゼロの戦術師』でデビュー。2019年に同レーベルから『エンドレス・リセット』を上梓。 そして三作目が本作『錬金術師の密室』である。表紙イラストは桑島黎音が担…
※2021/1/6追記 文庫版がリリースされたのに伴い再読中。既にレビュー済の作品だが、加筆修正の上で再アップ! 新本格魔法少女りすかシリーズの第二弾 2005年刊行作品。りすかシリーズ二作目。「ファウスト」のVOL.3とVOL.4に掲載された二作品に書き下ろし一…
ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ四回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズ。本日ご紹介するのはシリーズ第四作『悪霊はひとりぼっち(ゴーストハント4)』である。 『悪霊はひと…
最初期の氷室冴子作品が読める! 2020年刊行作品。氷室冴子デビューの契機となった「小説ジュニア青春小説新人賞」佳作入選作の「さようならアルルカン」に、初文庫作品『白い少女たち』、更に集英社の若年層向け小説誌「小説ジュニア」(雑誌「Cobalt」の前…
※2020/12/26追記 最終巻を読むために、一巻から再読をしています。なにせ十数年ぶりなので。とりあえず一巻を読み切ったのでレビューを刷新!二巻以降も随時レビューを修正していくのでしばらくお待ちを 西尾維新が描く”魔法少女” 2004年刊行作品。「ファウ…
海原零の第二作 2004年刊行。熱血スポ魂フィギュアスケート小説『銀盤カレイドスコープ』が有名な海原零(かいばられい)の二つ目の作品。第一巻のサブタイトルは「融合」である。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 『銀盤カ…
実は乙一と同期だった小川一水 本日は『まずは一報ポプラパレスより』シリーズを二作まとめてご紹介したい。 本作は、エスエフ作家、小川一水のデビュー作だが、デビュー当時は河出智紀という筆名で刊行されていた。今は亡き新書サイズの「JUMP jBOOKS」レー…
野村美月の第二作 2002年刊行作品。『赤城山卓球場に歌声は響く』に続く、野村美月(のむらみつき)の二作目である。 デビュー作の『赤城山卓球場に歌声は響く』が2002年の2月。そして本作は2002年の3月。そして第三作である『天使のベースボール』は2002年4…
橋本紡の第三作 『リバーズ・エンド』は2001年から2003年にかけて刊行された作品である。 作者の橋本紡(はしもとつむぐ)は1967年生まれ。1997年に『猫目狩り』電撃ゲーム小説大賞を受賞し作家デビューを果たす。 2000年代前半まではライトノベル(電撃文庫…
少女小説作家って怖ろしい? 1983年の11月に刊行された作品。氷室冴子の作品としては13冊目。ちなみに『シンデレラ迷宮』と『シンデレラミステリー』の間に刊行された作品である。 表紙及び、本文中のイラストは『ざ・ちぇんじ! 』に引き続き、峯村良子が担…
ゴーストハント(悪霊)シリーズ新旧読み比べ三回目! 小野不由美のゴーストハント(悪霊)シリーズを、旧作、新作両方読んだ上でレビューするシリーズの三回目。毎月更新のはずが、隔月更新になってて、ホントにゴメンナサイ。7月は公私共にやたらに忙しか…
氷室冴子、もうひとつの平安朝コメディ 前後編の二巻構成で、前編が1983年1月刊行、後編が同2月刊行。氷室冴子としては10冊目、11冊目の単著ということになる。ちなみにこの作品の前に刊行されたのが『雑居時代』、続いて刊行されたのが『シンデレラ迷宮』で…
「ブギーポップ」シリーズの外伝 本日は懐かしの上遠野浩平(かどのこうへい)作品。『ビートのディシプリン』SIDE1~4まで、全四作を一気にご紹介したい。 本作は上遠野浩平の代表作「ブギーポップ」シリーズの外伝的なエピソードである。ブギーポップ本人…